妊娠中の乳牛は、エストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンの量が非常に高い状態になり、それらのホルモンは牛乳の中にも出てしまいます。
エストロゲンやプロゲステロンは、安定した生理に欠かせない女性ホルモンではあるのですが、摂りすぎるとホルモンバランスを崩し、さらには乳癌のリスクを高めてしまいます。
アメリカの女性で乳癌が多いのは、乳製品と関係があるのではないかとも懸念されています。
乳製品にも含まれているカルシウムを多く取ることが、骨粗鬆症や骨折を防ぐと多くの人が信じていますが、実際には、アメリカやスウェーデン、オランダなどの乳製品を多く摂取する国では骨粗鬆症や骨折の発症率が最も高く、一方で日本や南アフリカなど、乳製品の摂取量が低い国ではこれらの発症率が低いことも分かっています。
ハーバード大学が78,000人の女性に12年間に渡って行った研究によると、乳製品を多く摂取した女性の方がたまにしか摂取しなかった女性に比べて骨折の率が多かったという結果もあります。
骨の健康を維持するにはカルシウムのみでなく、マグネシウム、カリウム、ホウ素、銅、マンガン、亜鉛などのミネラルや他のビタミンなどのバランスも重要です。緑黄色野菜や全粒穀物、海藻などからもこれらの栄養素は取れるので、それらの食べ物をバランスよく摂ることが望ましいです。
さて、なんだかあまり牛乳を飲みたくなくなった方も多いかもしれません。
絶対飲んではいけないというものではないと思いますが、やはり飲むのであれば、オーガニックでないものはできるだけ避けた方が良いでしょう。
さらに調べていくと、搾りたての牛乳(殺菌なども一切なし)を提供しているところの情報も見つけました。
ご興味のある方はこちらから(英語のサイトです)。
搾りたてを飲める機会があったらまたブログ記事に書きたいと思います。
参考:米国農務省 Organic 101: The Lifecycle of Organic Food Production米国農務省 Can GMOs Be Used in Organic Products? Integrative Nutrition Feed Your Hunger for Health & Happiness: Joshua Rosenthal ********************************************************************
IIN™️卒業後、2017年にIIN Advanced Business Course(IIN上級ビジネスコース)で、ビジネス、マーケティングを深く学び、全世界313名の卒業生のうちビジネス実績トップ10に選ばれました。ここで実践したことも生かし、管理栄養士、ヘルスコーチ、その他ウェルネス分野で起業を目指す方、すでにビジネスをしている方のための、ホリスティック栄養学の考えをもとに、セルフコーチング、コーチング、栄養指導、ビジネスも学べる「幸せパフォーマンスコーチ養成講座」を開講しています。
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