自分と相手の境界線を持つことで楽に良い関係が築ける。パートナーシップにおけるバイオ個性(ホリスティック栄養学のキーワードの一つ)

ホリスティック栄養学の中でパートナーシップは心の栄養

本日の内容はこちらの動画でも解説しています。

https://youtu.be/9t54ykIWsZs?si=0uVE0v6NHGolXhgD

しばらくシリーズでお伝えしているパートナーシップに関して。

ホリスティック栄養学の中でも、パートナーシップは、心の栄養として、健康や幸せの背景になるとても重要な要素とされています。

今日は、ホリスティック栄養学の中の重要なキーワードの一つ、「バイオ個性」に関して、パートナーシップにおけるバイオ個性を考え、自分と相手の境界線を持つことで楽になる、ということについてお伝えします。

ホリスティック栄養学って?

ホリスティック栄養学とは、食の栄養学だけでなく、健康や幸せを取り巻くあらゆる背景(環境、人間関係、精神的なこと、経済状況、キャリア、運動、スピリチュアリティ、創造性など)を包括的に考慮した心と体の栄養学です。

ホリスティック栄養学の基礎に関しては、こちらの記事も参考にしてください。

https://misakiharada.com/

バイオ個性(生物学的個性、Bio-Individuality)とは?

バイオ個性(生物学的個性、bio-individuality)とは、一人ひとりの生物学的な特性や個性が違うということを意味する概念です。

ホリスティック栄養学の中では特に、とても重要なキーワードと考えられています。

この考え方は、特に栄養学や健康の分野で使われていて、以下のような要素が含まれます:

  1. 個々の代謝や消化の違い:人それぞれの体は、食べ物や栄養素を異なる方法で消化・吸収します。ある人には体に良いとされる食べ物が、別の人には合わない場合があります。
  2. 遺伝的背景:遺伝子は、食べものの反応や栄養の必要性に影響を与えるため、個々の遺伝的背景を考慮することが重要です。
  3. ライフスタイル:活動レベル、ストレス管理、睡眠パターンなどのライフスタイル要因も、個々の健康と栄養の必要性に影響を与えます。
  4. 文化的・倫理的背景:食文化や倫理的な選択(例えば、ベジタリアンやビーガンのような食事スタイル)は、個々の栄養ニーズや健康に影響を与えます。

上記以外にも、例えば、生まれ持っている性格や、過去の経験、価値観、生き方などなど、人はそれぞれ違っていて、全ての人に合う生き方や考え方もありません。

バイオ個性の概念は、全ての人に適したひとつの「正しい」食事法や健康法は存在しないこと、個々のニーズに合わせて一人ひとりにパーソナライズされたアプローチが必要であるとしています。

パートナーシップにおけるバイオ個性の具体的な側面例と私の体験

パートナー同士がそれぞれの生物学的特性や個性の違いを理解し、尊重しながら関係を築くことを意味します。この概念は、特に健康や栄養、ライフスタイルにおいてとても大切です。以下に、パートナーシップにおけるバイオ個性の具体的な側面の例と、実際の私の体験の例もいくつか挙げます。

1. 健康と栄養

  • 異なる食事の好みと必要性:パートナー同士が異なる栄養ニーズや食事の好みを持つ場合、お互いのバイオ個性を理解し、それぞれに合った食事を提供することが重要です。
  • アレルギーや食物不耐性:一方のパートナーが特定の食物にアレルギーや不耐性を持つ場合、それを尊重し、対応する必要があります。

私は、幸いなことに夫婦の中で、今は、特定の食べ物に対するアレルギーや不耐性はありません。

夫はアメリカ人なので、結婚前は、ジャンクな食べ物を食べる習慣もあったのですが、結婚してからは、栄養バランスの取れた食べ物を夫婦でとるようになり、健康に良い食べ物の選択はお互いに気をつけるようになっています。

食べ物の好みに関しては、困るほど極端な好き嫌いは2人ともないのですが、私は肉より魚、夫は魚より肉、というような好みの違いや、朝食は私は納豆を食べる、夫はオートミールを食べる、などの好みの違いはあります。これがバイオ個性ですね。

この場合、どう対処しているかというと、肉も魚も豆類も、バランスよく日替わりで取り入れていくことや、朝食は、それぞれ食べたいものを自分で準備する、もちろん外食のときは好きなものを食べるなど、ストレスのないようにしています。

2. ライフスタイルの違い

  • 活動レベルの違い:一方のパートナーが非常にアクティブで、もう一方がそうでない場合、それぞれの運動習慣や活動レベルに合わせたサポートが必要です。
  • 睡眠パターン:パートナー同士が異なる睡眠パターンを持つ場合、それを尊重し合い、互いの睡眠の質を保つための工夫が必要です。

これは昔はよく悩んだものでした(笑)。

活動レベルは私達夫婦は、結婚初期は、私の方がアクティブ、夫の方がぐーたら派で、いつも夫がベッドでゴロゴロテレビを観ているのが、イライラしていた時もありましたが、今はそんな頃が懐かしいくらい、夫がむしろ運動を積極的にしてアクティブになり、私もそれにつられて体を動かすようにしています。

夫は以前、子供が生まれる前は、寿司シェフとして仕事をしていたため、夜遅くまで仕事、真夜中に帰宅。そこからテレビを観たりして夜中に就寝、朝もゆっくり休みたい。私の方は朝早くに受講生とのセッションやセミナーが入ることが多いため、早く寝て、早く起きたい。

夫は当時、お酒も飲んでいたので、睡眠の質が悪く、ぐっすり眠れない。幸いにも私はどんな状態でもよく眠れる体質なので、私が夫の就寝時間に合わせて睡眠時間が短くなる、ということがよくありました。私はどんな状態でもよく眠れる、とはいえ、やはり睡眠時間が短いと生産性が落ちるので、そんな時は夫が仕事に行っている間に仮眠をとるなどをして工夫していましたね。

今では、夫はお酒も全く飲まず、お互いの生活レベルも合わせて、子供の健康のためにも、私達の精神安定上にも、特に睡眠には支障をきたさないように、夜遅い仕事を選ばない、息子と一緒に早寝早起きをする、ということを自然にやっています。

以前の全く違うバイオ個性から、お互いを尊重して、よい習慣の方に2人で合わせていく、というようなことが起こっています。

因みに、ライフスタイルや睡眠に関しては、夫婦でお酒を一切飲まなくなってから、ガラッと良くなりました。こちらの記事、「ホリスティック栄養学 心と体、脳の健康。アルコール、適量はなし?実は少量でも脳に悪影響。私達夫婦が飲酒をやめての大変化」にも詳しく載せています。

3. ストレス管理(メンタルヘルス)

  • 異なるストレス反応:各パートナーがストレスに対する反応や管理方法が違う場合、それを理解し、サポートすることが大切です。例えば、一方がヨガでストレスを軽減するのに対し、もう一方がランニングを好む場合、それぞれの方法を尊重します。メンタルヘルスの向上にも繋がりますね。

私達夫婦のストレス解消法も同じところもあれば違うところもありますね。同じところは、外に出たり、旅に出ること。私達夫婦はニューヨークに住んでいるのですが、ニューヨークの忙しいムードで疲れた時は、郊外の自然に触れたり、キャンプをしたり、遠くへ旅に出ます。

日常生活の中では、私はゆっくり読書することもストレス解消になりますし、夫は1人で映画を見に行くこともストレス解消になるようです。そんな時はお互いの時間を尊重していますね。

4. コミュニケーションと理解

  • オープンなコミュニケーション:お互いのバイオ個性を理解し、尊重するためには、オープンなコミュニケーションが欠かせません。健康やライフスタイルに関するニーズや希望を率直に話し合うことが重要です。
  • 柔軟性と妥協:バイオ個性の違いを認めた上で、柔軟に対応し、必要に応じて妥協する姿勢が求められます。

コミュニケーションと理解は本当に大事です。私達夫婦は一緒に話す時間を増やすために、食事を一緒に食べるということはもちろん、ゆっくりとお茶を飲む時間もよく設けています。

私達はもちろんバイオ個性があるため、夫と私の意見が違う時はあります。そんな時に、いつも私は意識していることがあります。それは、私と夫の意見が必ずしも共通でなくてはいけないことはないということ。共通するというよりも、2人で「共有」することが、お互いのバイオ個性を理解して尊重するために大事なことだと思っています。

そしてお互いの意見を共有することで、私も自分になかった新たな視点が見えたり、自分の思い込みに気づくというメリットもあります。柔軟に対応して妥協する時も、夫が自分になかった枠を広げてくれた、と思うと、仕方ない、というような気持ちから、感謝の気持ちのほうが強くなりますね。

5. 共同の目標設定

  • 共通の健康や人生の目標:お互いのバイオ個性を考慮しながら、共通の健康や将来の目標を設定し、サポートし合うことで、パートナーシップを強化できます。

4のコミュニケーションと理解にも繋がりますが、お互いに同じ健康や人生の目標設定があることは、成長においてとても楽しみが増えますし、2人の協調性も深まっていきます。

私達には、健康と人生の目標があり、2人で助け合うことを楽しんでいます。

もちろんたまに、その道のりが長いなと感じることもあるのですが、私と夫には、共通の合言葉があり、その合言葉を思い出し、大変だなーとたまに感じることがあっても、乗り越えていけています。

その合言葉が、私達が結婚する少し前から飼い始めている柴犬の名前、Maxという言葉をかりて、

「We will grow to the Max(私達は最大限に成長する)」です。

こういう、共通の何か合言葉を持ちながら、一緒に目標に向かって成長できることってとてもありがたいことだなと思います。

パートナーシップにおけるバイオ個性の理解と尊重は、お互いの健康と幸せを促進し、より絆の強い関係を築くための基盤となります。

自分と相手の境界線を持つことで楽に良い関係が築ける

パートナーシップにおけるバイオ個性について、理解が深まったかと思いますが、ここからは、自分と相手の境界線を持つことで、楽に良い関係が築けるということをお伝えします。

ここで質問ですが、あなたは、あなたの愛する旦那様や奥様、彼氏や彼女などに、ついついあなたの考えを押し付けてしまうことはありませんか?

ここで勘違いしてはいけないのが、「あなたの考えを伝える」ということと、「あなたの考えを相手に押し付ける」ということは全く違うことであることです。

あなたは、あなたの考えを相手にしっかり伝えていいんです。それが、自分との関係が良い人ができる、自分を自己犠牲にせずに、相手を尊重しながらも、自分の考えを相手に伝えられるということ。

例え、あなたと相手の考えが全く別のものであっても。

あなたがどうしたいのか、どんなことを思っているのかを包み隠さずしっかり相手に伝えることはとても大切なことです。それをしないと、あなたはいつも無理をして、自分を苦しめてしまうからです。

無理をして自分を苦しめてしまうと、自分を犠牲にして、自分のことが愛せなくなってしまいます。

ただ、自分の考えを伝えるにしても、相手の考えを聞く(傾聴する)ことをせず、あなたの考えをただ相手に押し付け、相手にもそれを強要するということは、ただの押しつけになってお互いにコミュニケーションがうまくいかないということもありますね。

バイオ個性、価値観の違いもある、ということを踏まえた上で、どんな相手でも、自分と価値観が全く同じという人はいない、私達人間はそれぞれに、それぞれの世界を持っているということ、つまり、相手は相手、私は私、というある程度の境界線は、夫婦関係や恋人という近いパートナーシップの間柄であってもとても大事です。

相手の世界に自分が足を踏み入れることなく、自分の考えは相手に伝えるけど、相手の世界にズカズカと入っていかない。

相手の世界にズカズカと入る、相手に自分の考えを強要することは、相手のことを尊重しないことになってしまいます。

お互いの考えは違っていい、逆に違うからこそ、自分の世界、相手の世界、それぞれを「共有」して、理解しあっていくこと。

自分の世界と相手の世界は必ずしもいつも共通である必要はないのです。相手は相手、私は私の境界線を持っておくと、自分も相手も両方尊重できるし、自分が自己犠牲になることもなく、自分のことも相手のことも大切にしながらのコミュニケーションが取れるので、とても楽になり、良い関係も築けるようになります。

価値観が違って当たり前、世界が違って当たり前。

だからこそ、自分が持っていない価値観を相手から吸収できて成長できることもあります。

そう考えると自分の枠はどんどん広がっていきますよね。

おまけ:バイオ個性を元に、自分と相手の境界線を持つという考えは、栄養指導やヘルスコーチングでも応用できます

バイオ個性を元に、自分と相手の境界線を持つという考え方は、実はパートナーシップだけでなく、栄養指導やコーチングでも、とても大切な考え方となります。

ただ知識を押し付ける、のではなく、クライアントの状況や心に思っていることをしっかりと確認した上で、クライアントに合わせたステップをお伝えしていくことで、クライアントは楽に楽しく自分から改善していこうという気持ちになり、行動力もアップします。

例えば、料理が苦手な人に対しては、家庭での手料理をいきなりすすめる、ということではなく、まずはコンビニご飯やスーパーのお惣菜、外食からでもバランスの良い食べ物の選び方をお伝えすることから始め、次に料理が苦手な人でも無理なく簡単にできる料理の仕方をお伝えすることもできますよね。

そこから徐々に、その方の進行状況に合わせてステップをサポートするとクライアントに大きな変化が現れてきます。

まとめ

相手と自分の価値観は違うこと、育った環境も知識も違うことを踏まえた上で、バイオ個性があるから違って当たり前、だからこそお互いに大切にしていることを共有しながら、自分と相手の境界線を持つことで、楽に一緒に成長できる関係が作れます。

これまで、大切な人に自分の意見を強要してしまっていたところはないか、もしあるとすれば、それに関して、相手の世界はどういうものだったか?これを考えてみると、相手に対する尊重の気持ちが出てくるのではないでしょうか?

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