パートナーシップは健康と幸せの土台。ホリスティック栄養学の第一の食べ物にも関係します

本日の内容はこちらの動画でも解説しています。

https://youtu.be/TQoUxi1pGRU?si=lyywJnRzYmhbQMlm

パートナーシップとホリスティック栄養学

私がお伝えしているホリスティック栄養学の中でも、パートナーシップは、とても重要視されている心の栄養(第一の食べ物)と言われるほど、健康と幸せの土台になるんです。

私の受講生さんも、ホリスティック栄養学を学んで旦那さんやパートナーとの関係が良くなったという方、私自身も、未婚のシングルマザーから、ホリスティック栄養学を学んだことで今の夫に出会い、とても良い関係を築けています♪

ビタミンL(Love)の力

因みにホリスティック栄養学では、愛の栄養をビタミンL(Love)と呼んだりします。

パートナーシップがよい状態は、とても心地良い気持ちになりますし、安心感も得られ、幸せな気分になりますよね。

心も体もいい状態になるんです。

健康と幸せへの影響

例えば、夫婦が毎晩一緒に夕食を取りながら、その日の出来事を話し合う時間を設けているなら、この習慣は、お互いの気持ちを理解し、安心感を与えたり、ストレスを減らすことにつながりますよね。私も夫婦で食事を一緒に取ったり、少しでも何かモヤモヤを感じた時は、夫婦で話す時間をとっています。(爆発する前に 笑)

また、愛情を感じることで、オキシトシンなどの「幸せホルモン」も分泌され、これも心と体の健康のサポートに繋がるんですね。

パートナーシップが良好ということの効果はそれだけではありません。良いパートナーシップは、私達の免疫システムにも肉体的にも精神的にもいい変化をもたらします。そしてこの変化はパートナーと良い関係が続いて、人生の健康と幸せにもとてもいい影響をもたらすことにも繋がります。

ハーバード大の長期に渡る研究。人生を長く、幸せにするものとは?

ハーバード大学が80年にわたって行った研究によれば、愛のある良好な人間関係は、人生を長く、幸せにすることが明らかにされています。これは、社会的なつながりが孤独感を和らげ、精神的な安定をもたらすからです。

以前、動画解説付きのブログで、
「ハーバード大学が 80年近くに渡る研究で明らかにした 、人生を長く、幸せにするものとは?」
にも書いてます。まだ読んでいない方はそちらも参考にしてみてくださいね。

https://misakiharada.com/holistic-nutrition-relationships-harvard/

穏やかで安定したパートナーシップは健康上の利点を与える

Encyclopedia of Human Relationships(人間関係の百科事典)の共同編集者であるハリー・レイス医師は、

「新しいロマンスのような強烈で情熱的な段階は、健康に有益であるという証拠はない」としています。

「恋に落ちる人々は、それ自体は素晴らしいことだけど、同時に苦痛を感じる。」

これらすべての浮き沈みはストレスの原因となる可能性があります。

はっきりと健康上の利益を生み出すには、より穏やかでより安定した愛の形が必要であり、
「長期的に穏やかで満足のいく愛の関係性を築く人は、さまざまな健康上でうまくいくという素晴らしい証拠がある」

とも伝えています。

恋に落ちた、というような初期段階の状態ってたしかに気持ちが不安定になることもありますよね。

でも、良いパートナーシップを長期に渡って築いて、その人との繋がりを感じて、お互いに尊敬や信頼、大切にされていると感じる事が、穏やかで安定したパートナーシップの形となります。

ではなぜ、このようなパートナーシップが健康の利点となると思いますか?

利点を10個こちらにまとめます。

①医師の訪問が少ない傾向にある

The U.S. Department of Health and Human Services (HHS)(アメリカの保健社会福祉省)は、結婚と健康に関する様々な研究報告を調査しています。研究の中で印象的な発見の1つに、既婚者は医師の診察が少なく、平均入院期間が短いということがあげられたそうです。

良好な関係にある人々はセルフケアをよくする傾向があるとも考えられています。また、配偶者が、食事や生活を気遣ってくれることが健康を保つことに繋がる可能性もあるとしています。長期に渡ることで、これらの良い習慣は病気を減らすすることにも繋がります。

②うつ病と薬物乱用の減少

The U.S. Department of Health and Human Services (HHS)のレポートによると、良い結婚を続けることで、男性と女性の両方のうつ病が減るとしています。社会的孤立は明らかにうつ病の発生率の上昇と関連しており、この発見は驚くべきことではない、とレイス医師も言っています。

また、結婚は、特に若年成人の間で、大量飲酒や薬物乱用の減少にも関係しています。お互いを尊重することや、安心感から精神状態も安定することも関係しているのでしょう。

因みに、私の夫は、昔はアルコールを毎日飲んでいましたが、結婚して、息子が生まれて2ヶ月の時に、お酒を一切やめました。2回ぐらいしくじった時もありましたが(笑)、夫は自分の意志で、自分自身と家族のために、アルコールは今も飲んでいません。

これに関しては、「【ホリスティック栄養学】心と体、脳の健康。アルコール、適量はなし?実は少量でも脳に悪影響。私達夫婦が飲酒をやめての大変化。」のブログにも載せていますので興味ある方は読んでみてくださいね。

③血圧を安定させる


Annals of Behavioral Medicine(行動医学年報)の研究で、幸せな結婚は、血圧を安定させることにも役立つとされています。研究者たちは、幸せな結婚生活を送っている人の血圧が最も安定しており、次に独身者の血圧が安定しており、不幸な結婚した参加者は血圧が高いことを発見しました。

レイス医師は、この研究は結婚が健康に影響を与える重要な側面を示していると言います。

「違いを生むのは結婚の質であり、結婚の事実ではない」
と彼は語っています。

これは、他の良い人間関係にも同様のメリットがあるという考えを支持しており、実際、良い社会のネットワークを持つ独身者も血圧研究で良い結果が得られましたが、幸せな結婚生活を送っている人ほどではなかったということです。

確かに、上で言われてるように、違いを生むのは結婚の質であって、結婚の事実ではないですね。

因みに私達夫婦は、食事をとても大事にしているので、このあたりは、血圧にも関係してくるかなと思います。

④不安が少ない

不安に関しては、愛情があり穏やかで安定した関係が、新しいエクサイティングなロマンスよりも優れています。

ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の研究者は、MRI装置を使って無害に脳活動を調べられるfMRIを使って、カップルの脳を調べました。

彼らは、情熱的な新しいカップルと、強く結びついた安定した長期的なカップルと比較しました。

両方のグループは、情熱的な激しい愛に関連する脳の一部で活性化を示しました。

「これはドーパミンの領域であり、コカインに反応したり、たくさんのお金を獲得したりするのと同じ領域である」と、研究の著者の1人であるArthur Aron(アーサー・アロン医師)は話しています。

しかし、脳の他の部分の2つのグループの間には著しい違いがありました。

長期的な関係の中では、
「繋がりに関連する領域で活性化を持っており、不安を生み出す領域での活性化が少ない。」とされました。

この研究は、2008年のSociety for Neuroscience(北米神経科学学会)の会議で発表されました。

⑤自然に痛みをコントロールできる

fMRIの研究は、長期的なカップルで、痛みをコントロールする脳の部分でのより多くの活性化が見られるという、大きな利点を明らかにしています。

CDCの報告で、 127,000人以上の成人を対象とした研究では、既婚者は頭痛や腰痛を訴える可能性が低かったとされています。

Psychological Science(心理科学)に掲載された小規模の研究で、研究者たちは16人の既婚女性を感電の脅威にさらしました。女性が夫の手を握っているとき、彼らはストレスに関連する脳の領域でより少ない反応を示しました。結婚が幸せであればあるほど、その効果は大きくなることが分かりました。

これは、私の例だと、生理痛がひどい時に夫がいるとゴロゴロできるので、甘えられて痛みもコントロールし易い、出産のときも夫がそばにいてくれたことが、心なしか、痛みの軽減になったような気がします(しかし出産は痛いです!!)

⑥ストレス管理がよくできる

ストレスがある時、1人の時よりもパートナーがあなたのことを側でサポートしてくれる場合、ストレスも軽減されることにも繋がります。

例えば、あなたが仕事を失った場合、パートナーが側にいてくれることで、感情的や経済的にも役に立つこともあります。

もちろんこれも、穏やかで安定した愛のある関係性で効果が大きくなります。

仕事上でのストレス、育児のストレスなどがあったときは夫に私はいつも話すとストレスがすーっとなくなります。聞いてもらえる、分かってもらえる、その認めてもらえる感覚が安心感を生み出すのかもしれません。

⑦免疫力が上がり、風邪や感染症にかかりにくい

穏やかで安定した愛情のある人間関係は、ストレスを緩和し、不安を減らし、心に癒やしを与えることで幸せホルモンを多く分泌できたり、日頃のセルフケアもお互いに気遣うことができる結果、心や脳、腸内環境も整い、免疫システムを上げることに繋がります。

カーネギーメロン大学の研究者は、ポジティブな感情を示す人々は、風邪やインフルエンザウイルスにさらされた後に病気になる可能性が低いことを発見しました。Psychosomatic Medicine(心身医学誌)にもこの研究は掲載されています。

これは、私の場合は、家族みんなで食事にとても気を遣っていることと、アルコールを夫婦で一切飲まないので、早く寝て早く起きる習慣がある、自然にふれる、などをしているので、たしかに風邪や感染症にはかかりにくくなっています。

もし、夫婦が2人とも悪い習慣をしていたり、いがみあっていたりしていたなら、こういう規則正しい生活も難しいかもしれないですね。

⑧良い腸内細菌叢を増やす

スキンシップをすることで、良い腸内細菌叢をお互いの体の中に広げることができるとされています。

大好きな相手と手をつないだり、キスをしたり、体の接触をすることで、良い腸内細菌叢を増やせ、免疫システムを高めることができる可能性があります。

これも、お互いが良い生活習慣をたもっているときはさらに効果があがるのではと思います。

⑨長寿命

National Health Interview Survey(アメリカ国民健康聞き取り調査)で、1990年代の8年間の結婚と死亡率の影響を調べた研究があります。結婚したことがない人は既婚者よりも死亡する可能性が58%高いことを発見しました。結婚は、主に「相互の実践的なサポート、経済的利益、および子供たち」を通じて長寿に貢献するとしています。

また、冒頭でも書きました、ハーバード大学の長年の研究でも、良い人間関係が人生を長く、幸せにするとしていますね。

また、レイス医師は、
「孤独はすべての原因による死亡と関連しており、結婚は孤立感を避けることで死を防ぐこともできる」と言います。

良い人間関係を保っている既婚者は愛され、つながりを感じているため、長生きをする傾向があるとしています。

⑩幸せな人生を歩める

Journal of Family Psychology(家族心理学誌)の研究によると、幸福は収入のレベルよりも家族関係の質に依存していることが示されています。そして、愛の力はお金の力に勝るとしています。

どちらかの収入が高いから幸せになれそう、という理由だけで結婚したカップルは、もしかしたら幸福は長続きしないのかもしれません。

穏やかで安定したパートナーシップを長期的に育むコツ(私も実践してます)

穏やかで安定したパートナーシップは、健康と幸せの土台にもなり、とても大きな利点があることは理解できたかと思います。

最後に、私も実践している、安定したパートナーシップを育むコツをこちらにまとめます。

パートナーシップの鍵は自分との関係

実は、パートナーシップの鍵は、相手との関係ではなく、「自分との関係」なんです。

ホリスティック栄養学でも、パートナーシップのトピックが出てきますが、そこでも必ず優先されることが「自分との関係」。

パートナーシップの鍵は自分との関係にあります。自分を大事にすることで人生の充実や満足感も得られるので、ストレスが少なく、心にも余裕が持てるようになるので、パートナーシップもよくなります。

自分との関係が良いことで、自分で、愛の自給自足ができるようになるんです。

これって1人でも2人でも、とっても大事なことですよね。

お互いが信頼・尊重して楽になるコミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルを上げていくことで、パートナーシップでも他の人間関係でも良い関係を保つことができるようになります。

お互いのコミュニケーションがうまくいかない時の原因を深ぼったり、自分が話す時、相手の話を自分が聞く側になる時、相手が問題を抱えている時の適切でない関わり方なども知識として知っておくと、とっても関係性がよくなっていきます。

パートナーシップが劇的によくなるセルフコーチングメソッドを身につける

日本人は特に、苦手な人が多いようですが、素直な愛情や感謝の気持ちを毎日しっかりと伝えることは相手への愛情を深めることに繋がります。

愛や感謝の気持ちを伝えることで、相手への信頼感も高まり、さらに相手も自分も喜びを感じられ、それだけでも幸せホルモンが分泌されますね。

私も夫も、お互いに毎日、一日何回も、愛情や感謝の気持ちを伝え合っています。

まずは自分のセルフケア、自分との関係は最重要です。

自分との関係が悪いと、相手への思いやりに余裕がなくなります。

自分との関係が良い人は、自分で自分の愛を自給自足することができます。
その結果、相手に依存しなくなるし、相手の行動や言動によって悪い影響を受けることもなくなったり、振り回されることもありません。

自分は自分の価値観、相手は相手の価値観を尊重できるようになるので、
その結果、相手にも自然と愛を与えられるようになります。

ホリスティック栄養学の基本として、自分との関係を高めることが重要です。

心と体のホリスティック栄養学オンライントレーニングでも、自分との関係を高めるレッスンがたくさん入っています。愛・パートナーシップもよくなるコツも、まずは自分との関係性からです。気になる方はこちらチェックしてみてください。

https://misakiharr.teachable.com/p/online-training-4

まとめ

パートナーシップはホリスティック栄養学において、心と体の健康に重要な役割を果たします。穏やかで安定した愛情のある関係は、免疫力の向上、ストレスの軽減、長寿命など、多くの健康上の利点をもたらします。また、良いパートナーシップを築くためには、自分との関係を大切にし、自己愛を大事にすること。

これを実践していくと、パートナーシップを通じてより健康で幸せな生活を送ることができます。
ぜひ、日々の生活に取り入れてみてくださいね。


参照:
WebMD 10 Surprising Health Benefits of Love
https://www.webmd.com/sex-relationships/features/health-benefits
Hyperbiotics: Relationships and Your Immune System: The Key to Lasting Health
https://www.hyperbiotics.com/blogs/recent-articles/relationships-and-your-immune-system-the-key-to-lasting-health 

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