“Eat real food!(本物の食べ物を食べよう)”
これは、私のホリスティック栄養学の学校や数々の講演で何度も聞いたことです。
本物の食べ物って何でしょう。
答えは、加工してパックに入った加工食品ではなく、食べ物そのものののことです。
加工食品も食べ物とは言われますが、本物の食べ物ではありません。
加工食品には人工的に作られた甘味料や着色料、香料や保存料、酸化防止剤などの食品添加物が含まれています。
例えばパックに入ったお菓子類、レトルト食品、缶入りのスープ、練り製品、ハムなどの加工した食肉製品。
分かりやすく言えば、スーパーで売られているような、パックに入ったすぐに食べられるような”便利な”食品類です。
一方で、本物の食べ物は、加工食品になる前の原料、人工的に作られてはいない野菜や果物、肉や魚、米などの食べ物のことをいいます。
現在のスーパーで売られているような、上記の加工食品のような食べ物ではなく、大昔から食べられている自然界の食べ物そのものです。
もちろん、パンなどは、機械が発達する以前の大昔からある加工食品のひとつではあります。
しかし、昔の人はパンの原料の小麦粉を作る際に、今あるような小麦粉のように真っ白に漂白するほどに何通りのプロセスを経て加工するようなことはありませんでした。
栄養価の高い小麦の周りの胚やふすまなども取り除くこともありませんでした。
スーパーに並んでいる、工場で作られたパンは人工的な保存料を添加していますので日持ちがしますが、添加物を入れていない手作りのパンはたいてい一日くらいしか持ちません。
また、加工食品には、消費者の購買意欲を上げるために、様々なマーケティング戦略が取られています。
例えば、食品のパッケージに、
「鉄分、カルシウム強化」
「カロリー50%カット」
「砂糖不使用」
などと書いているのをよくみかけますね。
なんとなく、体によさそうな宣伝文句が書かれていますが、これは要注意。
人工的なビタミンやミネラルを添加していることが多いからです。
また、砂糖は使用していなくても、他の人工甘味料が使われていたりします。
アメリカだと、パンのパッケージに、
「enriched wheat flour(栄養強化された)」、
という表示をよく見かけます。
日本の食品パッケージでも、栄養強化というのはよく見ます。
なんとなく、栄養価が高くて良さそうに聞こえますけどね。
しかし実際は、パンの加工のプロセスの中で、小麦本来がもともと持っている栄養価の高い胚やふすま部分をわざわざ取り除いたあとに、人工的に作ったビタミンなどを添加しているんです。
イメージとしては、財布の中に1万円入ってたとして、その1万円を誰かが盗み、でもやっぱり、と思って2千円だけ返した、というような状態です。
2千円だけ戻ってきても、満足しないですよね。
こんな風に、加工された食べ物に色々加えられているものって結局は、体にとって優しいものではありません。
食べ物はやはり、本物の食べ物から自分で手作りをしたものが一番なのです。
本物の食べ物でも、できるだけオーガニックで遺伝子組み換えでないものを選ぶようにしましょう。
それでもやはり、加工食品も現代の生活の中ではよく利用されるものですし、加工食品を利用する場合は、原材料に注意すれば問題ありません。
加工食品を選ぶ時は、子供でも分かる食べ物以外の原材料のほとんどが化学的な食品添加物である可能性が非常に高いということを覚えておいてください。
子供に原材料を確認してもらうくらいでもいいかもしれませんね(笑)。
パッケージに書かれている商品戦略には惑わされないように、原材料をしっかりと確認するようにしましょう。
オーガニックや遺伝子組み換え食品に関しては、また次回、解説していきたいと思います。
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