NY生まれNY育ち10歳の娘の日本語学習が無理なく続いている方法

最近自分の記憶力がどんどん低下していると感じている、原田美咲です。

10歳になる私の娘は、ニューヨーク生まれニューヨーク育ちです。娘はここ2年間、夏には2ヶ月ほど日本に長期滞在していますが、日本に住んだことはありません。ニューヨークというと響きはいいですが(笑)、うちはいたって普通の生活をしています。

海外で子育てをしている日本人のお母さんたちの中でよく話題になるのが子供の日本語教育。

子供が小さいうちはお母さんが日本語で話していたら子供も自然と日本語で話すと思いますが、だんだん子供が大きくなり、現地校に通うようになると英語の方が強くなり、お母さんが日本語で話しても英語で返されるということもあります。

家では絶対に日本語で!と徹底している家庭もあります。当然日本語をしっかり話せるようになるにはそれくらいでないと、なかなか大変なのです。

うちはどうかと言いますと。。。

私もできるだけ日本語で話すようにはしていますが、娘から、日本語ばかりだと私の英語力が下がると指摘され(笑)、それもそうだと私も思い(笑)、日本語で話したり、英語で話したりしています。家庭では完璧に日本語オンリーという方から見ると、怒られてしまうでしょう。。。

ただしですよ。

自分をかばう訳ではないですが(いや、結構かばっているかも)、だからと言って日本語学習に手を抜いているという訳ではありません。でも、それほどスパルタ教育している訳でもありません。程よい感じで日本語学習を頑張っています。

そのせいか、私たち親子はほぼ年に一回日本に帰国して、短期間ですが娘は日本の学校に通っているのですが、問題なく友達と遊べてますし、私の両親とも全く問題なくコミュニケーションが取れていますし、ネイティブジャパニーズに比べたらもちろん劣るとは思いますが、娘の日本語力はそう悪くないのではないかと思います。

毎週土曜日に、1時間半だけの日本語の国語クラスに行っていますが、そこでも授業にはついていけているようです。

実は、娘の日本語学習は家で小さい時からほぼ毎日私との会話以外にもコツコツとやっているんです。

 

そのコツコツ法を今回はお伝えしたいと思います。
 
このコツコツ法、もしかしたら塾や補習校くらい効果的かもしれません。
 
もちろん、子供の日本語レベルをどの程度まで目指すかにもよりますし、それぞれの子供の興味や伸び具合によっても勉強方法は変わってくると思います。
 
 
ここでご紹介するのは、私が家庭でやっている次の3つのコツコツ法です。
 
 

1.曜日によって教科を決め、毎日15分でも一緒に学習する。

私は毎月はじめに、娘と一緒にカレンダーに曜日ごとに学習する教科を決め、書き出しています。例えば、月曜日は算数、火曜日は国語、という風に。音楽や図工も入れます。そして、決めた曜日の教科を日々15分でも一緒に学習します。

この、たった15分の力ってすごいんです!

子供は1時間とか(大人でもそうですが)ぶっ続けで集中力が続く子はなかなかいません。

実は私は土曜日、娘が国語クラスを受けている時、別のクラスで子供たちに国語を教えているのですが、1時間ずっと静かに集中できる子はなかなかいません。それが普通なのです。

でも15分くらいなら、無理なく集中することができます。

実際には娘のその時の調子によって30分とか1時間近く一緒に学習することもありますが、そういう時でも内容を変えながら、だいたい15分ブロックに区切ってするようにしています。

たまに15分も時間が取れないこともありますが、そんな時は5分でもするようにしています。

もちろんすごく疲れている時など、その5分もできないことはありますが(笑)。そんな時は次の日に、前日できなかった分を少しでもするようにしています。

使うのは主に教科書と、簡単な市販のドリルと漢字ノート。それから、Google検索(笑)。Googleは臨機応変に、調べ物でたまに使っています。算数や理科などは、実際にものを測ったり実験したりもしています。

以前、「食育で円周率の求め方まで学べる!食育は家庭から」というブログでも紹介しましたが、食育と算数を組み合わせ、円周率、πを求める方法として、実際のパイを使って求める方法など、記憶に残るように工夫しています。

コツコツ法で使っているドリルの中で娘が結構気に入っているのは、「ことばプリント」という、小さなドリル。

「毎日3分!」と書いていますが、娘は問題によってはもう少し時間がかかっているようです。習っていない漢字もこのドリルに出てくるからです。でも、私と一緒に学習して、10分くらいで終わっています。

このドリル、どうしても海外で生活していると、日本語の語彙力というものが薄れてしまいますし、微妙な表現方法などはなかなか難しかったりするので、言葉のニュアンスなどが分かるようにと買ったのですが、大人でもなかなか楽しいんです。

もちろん、海外在住の子供以外にも語彙力がすごく幅が広がるのでおすすめですよ。

娘は今日本の学校だと4年生なので、3・4年生用をやっていますが、復習も兼ねて、1・2年生用も最近始めました。

漢字の学習は、普段使っていないと忘れますよね。だから忘れているなと思った時は低学年レベルに戻って漢字ノートに私が赤鉛筆でお手本を書き、一緒に練習しています。

漢字は大人でも使ってなければ忘れてしまいます。普段海外に住んでいる子供が日頃使わずに漢字を覚えるなんて、よほど記憶力のいい子でない限り、難しいと思います。日頃の少しずつの積み重ねが大切です。

 

2.音読

音読は、土曜日に通っている日本語国語クラスで毎週出される宿題なのですが、これを侮ってはいけません。毎日同じ文章を音読することは日本語学習にとても効果的です。

最初のうちは音読は週に一回くらいしかしていなかったのですが、それだとスラスラ読めていませんでした。それが今学年からほぼ毎日音読をさせるようにしたら、本人もスラスラ読めるようになったことに気づいて、スラスラ読めれば読めるほど、自分から進んで毎日読むようになりました。

最近は、国語の教科書の一つの単元の話を全て暗記するほどにまでなっています。

最初のうちは特に新しく習う単元などは、子供だけで読ませるとなかなかスラスラ読めず、途中で子供が嫌になることが多いので、私は初めて読む話はまず一文一文、私が声に出して読み、娘にリピートさせるようにしています。この段階は1日から3日くらいかけてやってます。

その段階を経たら、次は、丸読み。丸読みの段階も1日から3日かけてます。丸読みは学校でしたことがあるという方も多いと思うのでご存知の方も多いと思いますが、句点(。)を区切りにして一文一文、私と娘と交代で読んでいます。

丸読みが上手にできるようになったら、今度は一人で読ませます。ここに来るまで最短でも3日くらいかかりますが、この段階を経て少しずつ、というのが無理なく上達するコツです。

毎日読んでいると、娘はだんだん話の内容を暗記するようになります。大人の私はもう暗記できませんが、子供の暗記力って早いですね。でもこの暗記も、一生懸命暗記しよう!と思って暗記している訳ではないのですよ。何日も簡単な段階を踏んで少しずつ段階を上げていくことで、自然とスラスラ暗記するまで読めるようになるんです。

スラスラ読めるようになると、子供もさらに楽しくなるようで、私に言われる前に自発的に読むようになっています。

 

3.本の読み聞かせ

本の読み聞かせは娘が小さい頃からやっています。

10歳になった今も、娘は夜寝る前に私に本を読んでもらうのが大好きです。

娘は寝る前に必ず私に、「ブッキー、ブッキー!」と言って読みたい本を持ってきます。「ブッキー」とは、「本(Book)」をカジュアルな表現で娘が作った言葉。

英語の本もあるので、毎日日本語という訳ではないですが、英語の本と日本語の本をバランスよく読むようにしています。

長い本は何日かかけて読みます。

娘はスペイン語も少し話すので(父親がスペイン語を話すため)、スペイン語の本もたまに読みます。

本のジャンルは、物語から伝記、科学、地理などなど様々。

ありがたいことにニューヨーク市立図書館は子供向けの日本語の絵本も豊富にあります。

日本語学習から少し外れますが、ニューヨーク市立図書館には日本語以外にも、多言語の本がたくさんあるので、たまにはイタリア語とか他の言語の本も、ちゃんと発音はできていないとは思いますが、借りて読んでます。子供が読みたい、と興味を持ったものは、何語でも気にしません。ちゃんと読めるかどうかは別ですが、本を開くだけでもワクワクしますもんね。

また、土曜日の国語クラスにも図書コーナーがあり、そこでも日本語の本や漫画などの貸し出しをしているので、日本語の本に触れる機会が結構あり、とても助かっています。

ニューヨークには紀伊国屋やBookoffもありますし、日本のAmazonで注文しても1週間以内には届くので、本の購入にも困ることはありません。

子供の本って大人でもなかなか学ぶことも多く、娘と一緒に楽しんで読めます。

 

さて、今日は私が実践している、海外に暮らす子供の日本語学習を続けるコツについて書いてみました。

先に書いたように、子供が目指す日本語のレベルや子供の興味や伸び具合によっても勉強法は変わってくると思いますし、子供を日本語ネイティブもしくはそれ以上のレベルを目指すのであれば家庭以外でもかなり頑張る必要もあるでしょう。 

色々書いてみて、これは海外で暮らす子供限定ではなく、日本でも使える家庭学習の方法かもしれないなと思いました。

上にあげた3つは全部、親子で楽しめる学習方法です。

 

私は子供の頃、ピアノや習字という習い事はやっていましたが、学習塾には通ったことはなく、学校の学習は家でやっていました。塾に通っていたらもしかしたら学力が上がっていたかもしれませんが(笑)、学習って家庭で十分にできるものではないかと思っています。むしろ、家庭学習こそ子供のペースに合わせて最善の方法でできる良い学習方法ではないかなとも思います。

親と一緒に学習するのって子供の考える力が育たないのでは?という意見もあるかもしれませんが、特に海外に住んでいる子供は、そもそも日本語は外国語と感じているかもしれません。日本語を理解するには、やはり日本語ネイティブの親の力が必要だと思います。もちろん、全部最初から答えを教える、というのではなく、分からないところを手伝けしたり、質問もしながらヒントを出したりする手助けです。子供が理解できない言葉などが出てきたときのストレスからは、自発的にやろうという気持ちは生まれないと思います。そこを少し親が手助けして子供が理解することで、次に進めるのです。

大人になった時も、一人で悶々と考えるよりも、誰かと一緒に協力して仕事を作っていく方がずっと多いと思います。その基盤のようなものが親との学習にもなるのではとも思います。

上に書いたコツコツ法を実践している私から見ると、「お勉強」というより、無理なく自発的になる方法で、スパルタ教育ではなく、遊んでいるような感覚です。

親子で無理なく楽しめる家庭学習は子供にとっても親にとっても良い習慣になり、良い精神状態、健康や幸せにも繋がるものだと思います。

子供によってはこの方法が合う子もいれば合わない子もいると思いますが、お子さんのいるご家庭でぜひ、少しでもご参考にしていただけたらと思います。

 

 

いつもみなさんの健康と幸せを応援しています。

 

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