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今日のお話は、こちらの動画でも解説しています。
私のクライアント様で、管理栄養士、ヘルスコーチの方で、その方のクライアント様がなかなか変わらない、というお悩みを聞くことがあります。
色々と的確な栄養指導やアドバイスをしているつもりだけど、どうも、クライアント様がなかなかアドバイス通りに動けない、行動できないので、なかなか変化が見られなくて困っています、というお悩みです。
こういうお悩みは結構あるので、以前、起業したい栄養士・管理栄養士、ヘルスコーチの方のためのメルマガの中で、読者の皆様にこれについて考えてみてくださいという課題を出しました。
答えてくださった方もいらっしゃて、素晴らしい回答もあり、ケースバイケースなので、正解、不正解はありません。
これをお読みの皆さんも、自分だったらどうするかな?とぜひあなたの中でも考えてみてくださいね。
クライアント様が変われない主な3つの理由
まずは、クライアント様が変われないのは主な3つの理由があります。
もちろん、このパターンに当てはまらない場合もありますし、そのほかにもたくさんの理由があるのですが、今日は特に多い理由3つを取り上げます。
その3つの理由とは、
1.クライアント様に対して共感が十分にできていない
2.クライアント様にとって、ハードルが高すぎる指導やコーチングをしている
3.内面では変わっているのに数字的な変化がないから変わっていないと思い込んでしまっている
一つずつ解説します。
クライアントが変わらない時の対処法
1.クライアント様に対して共感が十分にできていない
私達管理栄養士、ヘルスコーチは、栄養の知識が一般の方に比べてあるので、知識がある分、残念なことに、知識がない方の立場になって考えるということをちょっとだけ忘れてしまうことがあります。
共感を示す前に、こうした方がいいですよ、ああした方がいい、というアドバイスを先にをしてしまうと、なぜそのクライアント様がそれをできないのか、この、なかなかできない根本になる原因ってなんだろう?というところまで深掘りができないんですよね。
なので、クライアント様の立場に立った場合、なかなかできない理由の根本は何か、というところにフォーカスする必要があります。
クライアント様にとっては、アドバイスされることは、「そんなこと分かってるよ、でもそれができないんじゃん。」と思うところ。だからこそ、なぜできないのか、その原因を探ることが必要です。原因を探るためには、クライアント様に共感して、クライアント様の立場になることで、深く一緒にその原因を見つけることができます。
いきなりアドバイスをすると、この深掘りをすっ飛ばしてしまうことになります。
<共感して、その方の立場になって、つまづいている原因を深掘りすること。>
2.クライアント様にとって、ハードルが高すぎる指導をしている
共感をして、その方の立場になって、つまづいている原因を深掘りすることでも、だいぶハードルを下げることができます。
深掘りをしてから、じゃあ、その今のクライアント様でもできるような簡単なステップを、Willpower(意思の力)なしでできる(モチベーションをあげないとできないようなこと)くらいまで、行動を小さくステップで分けてあげること。
例えばダイエット指導。多くの人が、自炊したら栄養バランスを整えやすいというのは、常識だと思っていますよね。
自分でバランスを考えられるから、健康にいい、ダイエットにもいい食事を作ることができる、そう常識では考えますよね。
でもこれは、自炊を日頃からしている人には簡単で効率的。こういう方には献立を作成してあげてもいいと思いますし、栄養バランスのとれた食事メニューの提案をするだけでもOKです。
ただし、例えば、単身赴任の男性とか、家で料理をしたことのない人とか、そんな人に、いきなり、今日から明日から、自炊しましょうといっても、ハードルが高すぎます。
毎日外食の人であれば、第一ステップとして、外食で選べるメニューの中から、しかも自分が好きなものを中心に食べられるもので、今までよりも少しだけ栄養価が高いものをまずは試してみることと、その理由、そして、それを継続していくことの理由、など、小さく細分化していくと、イメージがかなりわきやすいですよね。
そこからそれができるよになったら、第二ステップとして、じゃあ今度はコンビニで買えるような食品の中でもバランスのとれたお弁当のチョイスを提案してみるなど、それに慣れてきたら、第3ステップはこうしましょう、、、などと、ステップ分けして小さな階段を少しずつ登る感覚でお伝えすると達成しやすいです。
最初から完璧に、一汁三菜をしましょう!などは、ハードル高いので、こうしてできるだけ細分化して、クライアント様の立場をまずよく聞いて、いろんな言い訳があっても、モチベーションを上げることなくてもできるようなプランが行いやすいです。そちらの方がイメージわきやすいので、これだったら自分でもできるなと行動できるんですよね。
なので、「これくらいは分かるだろう」みたいな管理栄養士、ヘルスコーチのあなたの中での常識というのが、先に来てしまって、ついつい、一人一人のレベルに合わせての指導やコーチングではなく、あなたの基準になってしまっていたり、AさんやBさんにはできたから、と過去にできたクライアント様と同じ指導になってしまったり、科学的根拠に頼りすぎてしまったりしてしまいます。科学的根拠は信頼性はとてもあるけど、信頼性があると思われているからこそほとんどの人に当てはまる、という考えになってしまい、たまたま当てはまらない人が出てきた時になんでだろうと思ってしまいます。
これまで知識がないものとか、はじめて取り組む事柄に関しては特に、自分が悩みを解決できるとか、ゴールに近づくイメージが湧かないんですよね。
だからこそ、細分化をして、クライアント様が本当にいきたいゴールをまずは明確にするのは基本です。
一つ一つ、そのクライアント様はどういうステップを踏んでいったらいいのか、という具体的な方法をクライアント様が簡単にできるというイメージが湧く方法で示してあげる必要があります。
クライアント様の悩みの解決やゴールを細かく聞いて、今の状況を共感すること。
そして、その悩みの解決やゴールに向かう時のイメージをできるだけ、今のままのクライアント様でも簡単にできるように、ステップ化して行動をできるだけ簡単に細分化してクリアにイメージができるようにすること。
3.クライアント様は内面では変化があるのに、数字的な変化が見られないので、変わっていないと思っている
数字は後から絶対ついてくるものです。なので、数字の変化だけではなくて、クライアント様の内面の変化(前は、なかなか食生活を意識することすらしていなかったのに、今では、食べるタイミングを考えるようになった、食品ラベルを見るようになったとか)、前は全然できていなかったことが少しでもできるようになったという変化は、必ず将来の大きな変化に繋がっていきます。その変化こそが大きな変化なんです。
そこをしっかりと伝えてあげることが重要です。
そして、その今の大きな変化と将来起こり得る変化をクライアント様にクリアに伝えること。
成長曲線の話は聞いたことありますか?
成長曲線は、上記の図のように、理想ではどんどん成長していくと予想したいのですが、実際の成長は、理想とギャップがあることがあり、なかなか思うようにいかないこともあります。
そこで諦めてしまうとそれで終わりなのですが、諦めずにずっと継続することで、急にぐんと伸びる時が現れ(そこがティッピング・ポイントといいます)、そこから理想よりも伸びることもあるのです。
そのため、すぐに成果が目に見えて現れなくても、継続をしていくことが大切です。
管理栄養士やヘルスコーチはその成長曲線を知っておき、それをクライアント様にも伝えておくといいですね。
これ以外にも、ケースバイケースで見ていけば、他にもたくさん出てきますが、今回はよくあるケースをご紹介しました。
私が栄養指導・コーチングで最の大切にしていること。
私が栄養指導・コーチングで最も大切にしているのは、クライアント様を信じること。
今の状態がどんな状態であれ、クライアント様をジャッジするのではなく、クライアント様自身にすでに能力があると信じています。実はこのことが一番クライアント様ご自身が望む成果を大きく出せる一番の鍵となります。
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