自立を助ける親切と自立を奪ってしまう親切

人の自立を助ける親切と、
自立を奪う親切とは
どう違うと思いますか?

◆今日のヒントになったストーリー◆

私は人の健康と幸せ、生産性を上げる
サポートをしています。

人のためにすることなので、
親切な気持ちは必要です。

ただし、
私のサポートの中で気をつけていることは、
過度に親切にならないこと。

過度な親切は、
クライアント様の自立を奪います。

1から10までを
私が全部やってしまうと、
クライアント様の
思考力や決断力、
応用力、実践力まで
奪ってしまうことになります。

もちろんマニュアル的なものを
作ることもありますが、
それを実際に実践してもらうことで、
クライアント様が自分で
「気づき」を得られ、
さらに応用できるようにしています。

このメルマガに関しても同じで、
まずは思考力を上げてもらうために、
必ず私は質問から入ります。

その後でストーリーとまとめを書いていますが、
質問への正確な答えはありません。
そもそも、答えは無数にありますし、
どれも「正しい」とも言えるし、
どれも「正しい」とは言えないかも
しれないからです。

これをお読みの皆さんが、
皆さんの立場で考えて
自分に合うものを見つけていけるように
しています。

まさにホリスティック栄養学の
「バイオ個性」
と呼ばれるもので、
全ての人に合う食べ物もないし、
全ての人に合う生き方や考え方も
ないということです。

だから、私のサポートの仕方も
1つではありません。

少し話を身近なもので考えてみると、
例えば家族や友人が
借金を抱えていたとします。

その肩代わりをすることは
親切かもしれません。

そこでお金を借りた相手がすぐに反省し、
お金もすぐに返し、
次は絶対に借金をしないという行動を取れば
それで良いでしょう。

ただし、借金を何度も繰り返す人なら、
お金を貸すこと自体、
その人の自立を奪ってしまうことになります。

借金を抱えていても
周りの人は手を貸さないことで、
その人が自分で稼ぐ力を身に付けることが
できるかもしれないからです。

それこそが、その人の大きな自立に繋がる
大きな親切になるかもしれません。

子供でもパートナーでも、
家族や友人でも、
その人の人生にとって
その人のためになるのかを
考えて接してあげることが
一番の親切ではないかと思います。

たまには心を鬼にすることも、
場合によっては親切に繋がることも
あるかもしれません。

◆今日のヒントのまとめ◆

人をサポートする上で、
親切心は必要ですが、
過度な親切はその人の自立を
奪ってしまうことになります。

その人の人生にとって
その人のためになることを考え、
接してあげることが大切です。