コンテンツ
- 1 管理栄養士、ヘルスコーチ、ウェルネス分野の専門家が身につけたい起業家マインドとは?
- 2 管理栄養士、ヘルスコーチ、ウェルネス起業を妨げる“会社員マインド”とは?
- 3 起業家マインドになりにくい理由は?
- 4 管理栄養士・ヘルスコーチ、ウェルネス分野で起業で必要な12の起業家マインドへのシフト
- 4.1 1. あなたはもうビジネスオーナー。プロ意識を持とう
- 4.2 2. スキルを学ぶより先に、クライアントを見つける
- 4.3 3. 自分の心とカラダを整える
- 4.4 4. 「一つの場所」に缶詰にならない
- 4.5 5. 自由な時間こそ、自分でルールをつくる
- 4.6 6. 自分のビジネスの可能性を、日常から拾う
- 4.7 7. 失敗=ダメではなく、失敗=学びの宝庫
- 4.8 8. 生きたお金の使い方を意識する
- 4.9 9. お客様の声は最高のヒント
- 4.10 10. インプットで終わらせず、アウトプットを最優先
- 4.11 11. 自分ひとりで全部やろうとしない
- 4.12 12. 「時給」で考えるのではなく、「価値」で考える
- 5 まとめ
「起業してみたいけれど、まだ準備が整っていない気がする…」
「もっと資格を取ってからじゃないと、自信がない…」
そんなふうに感じる方は、もしかしたら“会社員マインド”にとらわれているかもしれません。
ホリスティック栄養学やウェルネス分野で起業を考えている管理栄養士・ヘルスコーチ、その他ウェルネス分野の専門家にとって、会社員マインドから起業家マインドへのシフトは、成功の第一歩となる大切なテーマです。
今回は、管理栄養士、ヘルスコーチ、その他ウェルネス分野で起業する方へ、会社員マインドから起業家マインドへのシフトに関してお伝えします。
管理栄養士、ヘルスコーチ、ウェルネス分野の専門家が身につけたい起業家マインドとは?
会社員マインドとは、指示を待ち、評価を受けること、決まったお給料の額または決まったルールに基づいたお給料設定を前提に動いたり、自分のパッションとは関係なくやるべきことをやっていく思考スタイルのことです。
- ルールややり方に基づいて、自由度よりも規則を守ることを優先しがち
- 自分から動くより、上司や組織の方向性に従う
- 評価されることがゴールになっている
- 給料がすでに決まっているからその範囲内で仕事をしがち
- 自分のパッションがあってもそれに使う時間がなかったり、今目の前にある「与えられたやるべきこと」をしなければ、というマインドになる(というか、そうするしかない)
- 自分の本当にやりたいことに使う時間がない(一日の大半を会社員として過ごしてしまうため、時間を使おうと思ってももうその時間もエネルギーすらも残らない)
- 常に課題が出ることが日常だから、一から自分で作り出すクリエィティブさがない
こんなことが、会社員マインドの中には入ります。
このマインドのまま起業をしようとすると、「何か足りない」「まだ自信がない」「そもそも何をしたらいいか分からない」という想いから、なかなか動き出せなくなってしまいます。
管理栄養士、ヘルスコーチ、ウェルネス起業を妨げる“会社員マインド”とは?
一方で、起業家マインドは「まず動いてみる」という考え方。
- 70%の完成度でも出してみる(そもそも自分が「完璧」と思うことは他の人から見たら完璧ではないことも。お客様や周りの人に意見を求めながら、自分以外の人も巻き込んで「完璧」よりも「改善」を目指していく。
- 自分から動いて行動しながら軌道修正する
- 「失敗」も「データ」になる
- ルールややり方、よりも、時と場合、時代の流れ、お客様の要望などを包括的(ホリスティック)に考慮して、柔軟に自由に何が必要かを選んでいくことができる
- 評価されることがゴールではなく、その先にあるお客様の幸せ、自分の幸せまで、先の先の本質まで、長期的に考えられる
- 決まった時給や給与の範囲内で仕事をするのではなく、価値を生み出せる仕事ができる
- たとえ、一定期間、収入が入らない時期があったとしても、その後に収入が入るような価値を見いだせていれば、収入が入らない時期も辛くない(もちろんこの時期が長すぎるとやってることがズレているということもあります)
こんなふうに、会社員マインドとは全く違うのが起業家マインド。
起業は、“正解を出す”というより、“試しながら改善を重ねていく”プロセスです。だからこそ、小さくても自分の意志で一歩踏み出すことが大切なんです。
起業家マインドになりにくい理由は?
会社員マインド、起業家マインドの違いがなんとなく分かったと思います。でも、なかなかそうすぐに起業家マインドになれる人って少ないんじゃないでしょうか?それでは、多くの人が、会社員マインドから抜け出せず、起業家マインドになかなかなれない理由はなんでしょうか?
実はこの背景には、私たちのほとんどが、子供の頃から、社会で雇われる人になるのに手っ取り早い教育をされてきているからではないかと思います。
学校では自分でルールを作ったり、自分でスケジュールを考えて行動したりすることよりも、先生の指示に従って行動したり、好きな授業でも嫌いな授業でも、時間割通りに動かなければいけないのが当たり前ですよね。授業の理解度をテストの点数で評価されたり、逆に授業態度がよくなければいくらテストの点数が良くても悪い評価を受けてしまう、ということもあるでしょう。
これらがもちろん悪いことではありません。集団生活の中では学校でのこのような教育は大切です。しかし、会社員マインドから起業家マインドへのシフトがなかなかできないという人は、もしかしたらこういった背景からの習慣があるというのが強く、なかなかシフトしにくい、というのもあるかもしれません。そう思うと、いきなり起業家マインドに慣れなくても、単なるこれまでの習慣なので、自分は起業家には向いていないんだと落ち込む必要は全くありません。
また、雇用されている人は、きちんと安定した毎月のお給料のために、与えられた仕事をきっちりと時間内にこなすことも求められます。
これも悪いことではありません。それは当たり前のことです。雇用されていること自体、会社や組織のために働いてその報酬としてお給料をいただくので、与えられた仕事をきっちりと時間内にこなすことはしなくてはならないことです。しかし、雇用されている期間が長ければ長い人ほど、この習慣に慣れてしまい、自分でアイデアを1から生み出す習慣に慣れず、どうしたら良いか?と悩み、なかなかシフトできないということもあります。
会社や組織のもとで雇用されていることが精神的にも落ち着く人や安心できるという人は雇用されていることに喜びを感じると思うので、そういう人は会社員マインドでも全然OKと思いますが、もしあなたが目指しているのが起業家である場合は、会社員マインドからは違う起業家マインドセットにシフトする必要があります。
管理栄養士・ヘルスコーチ、ウェルネス分野で起業で必要な12の起業家マインドへのシフト
起業したい。
でも「まだ準備ができていない」「もっと学んでからじゃないと不安」
そんなふうに感じる方へ。
ここからは、管理栄養士、ヘルスコーチ、ウェルネス分野で起業したい方に必要な、12の起業家マインドへのシフトに関して、お伝えします。
起業を成功させるのに、最初に必要なのは「スキル」よりもマインド(在り方)です。
私は今まで、管理栄養士やヘルスコーチ、その他ウェルネス分野の専門家として活動する多くの受講生と関わる中で、“起業家マインド”を身につけて動き出している方は、その後スキルやノウハウを学んでも、進んでいくスピードが遥かに早いと確信しています。
今日は、私自身と受講生の経験と実践から得た「起業家マインド12の視点」をお届けします。
どれも、すぐにでも取り入れられるシンプルな行動ばかりです。
1. あなたはもうビジネスオーナー。プロ意識を持とう
「これから起業します」ではなく、「私は〇〇です(〇〇のサポートをする管理栄養士です、ヘルスコーチですなど)」と今すぐ言い切ること。
そうすることで、まわりの反応も変わり、自然と自信と機会が巡ってきます。
たまに、最初は自信がないから、モニター募集や無料サポートという形で実績を積んでいくという形を取ろうとする方もいらっしゃるかもしれません。それ自体は悪いことではないのですが、このような場合でも、お客様に、「練習させてください」というような声のかけかたは避けたほうがいいです。
「練習」という言葉を使うことによって、あなたにとっても、本番ではなく「練習」という気持ちになるということは、心の中では練習と思っていたとしても、あえて口に出すことでその「練習」という意識が本当に強くなってしまい、コミットが少し下がります。また、お客様にとっても、「ああ、私はあなたの練習相手なのね」というようなイメージが意識に染み付いてしまいます。そうなると、逆にお客様の方が「下」に思われるか、または逆に、「上」に思われる、というようなことも起こってしまいます。
お客様とあなたは、上下関係があるというのではなく、あくまで対等な関係。でも、こちらがプロ意識を持っておくことで、あなたはお客様に対してのサポートの質を上げていけるコミット力が上がるだけでなく、お客様からも、あなたのことをプロとして見てもらえるので、信頼度がぐんと上がります。
2. スキルを学ぶより先に、クライアントを見つける
知識は、実践と経験から深まるもの。
ついつい、私にはまだ知識が少ないから、、、といいながら、まずは「勉強」しなきゃ、と知識を蓄えようとしたり、資格を取りまくったり、という人も少なくありません。しかし、勉強ばかり、資格をとるばかりなどしてスキルを学ぶばかりでは、実績はつきません。
勉強したり、資格をとる事自体がよくないことではありませんが、その先にある本来の目的はお客様のサポート。その目的は、勉強しながらでも、資格を取りながらでも、先に始めていくことができます。
スキルを学ぶよりも先に、クライアントを見つける。そこから知識はあとからどんどん「使える」形でついてきます。
これは、私が世界最大のホリスティック栄養学校IIN(https://misakiharada.com/holistichealth-iin/ )のアドバンスビジネスコースで学んでいる時に言われたことでした。
「スキルを得る前に、クライアントを得ましょう」と。
因みに、クライアントは、あなたに資格があるかどうか、あなたがいくら勉強をしているかどうか、ということよりも、クライアントがゴールに向かって進んでいけるサポートをあなたができるかどうか、ということの方を重要視しています。
少し厳しい言い方かもしれませんが、たくさん勉強をしていても、素晴らしい資格があったとしても、クライアントがゼロな人は実績がゼロ、信頼は低いといってもいいでしょう。
まずは1人のクライアントさんをサポートすることから始めましょう。
3. 自分の心とカラダを整える
自分を喜ばせることが、他人を喜ばせる第一歩。
特に起業1年目は、ついつい1日中ずっとパソコンに向かってしまったり、夜遅くまで起きて仕事をしようとしたり、無理をしがち。
私も起業1年目、個別セッションをばんばん入れていた時は、一日に最大5セッション入れたこともあったり、お客様の日程に合わせすぎて自分に休みの日がなかったり、などという無理をしていた時もありました。
でもそれでは、体を壊してしまいます。なんのために、自分が健康・幸せ・ウェルネスのサポートをしているのか分からなくなったり、自分がそのサポートが必要だ、と思ってしまいます。
そんな人から、ウェルネスのサポートを受けたいと思いますか?しんどそうなサポートになりそうですよね 笑。
あなたが管理栄養士、ヘルスコーチ、ウェルネスのプロフェッショナルならば、あなたが一番に、あなたの心とカラダを大事にして、無理をせず、まずは自分を満たすことで、周りの人が逆に、「あ、こんな元気な人になりたいな」と良いエネルギーを自然に循環していくことができます。
これを私はハッピーサークルといっています。自分が健康で幸せでいることが、他人も健康で幸せにする。やはり一番大事にすべきことは、まずは自分ですね。管理栄養士、ヘルスコーチ、ウェルネスのプロフェッショナルだからこそ、ここは一番に大事にすべきことです。
4. 「一つの場所」に缶詰にならない
部屋にこもりがちなときこそ、移動や自然に触れる時間を意識的にとること。
部屋に缶詰、は特に起業初期にやりがちなことです。「これを済ませてから」というやらねばならぬこと(このやらねばならぬことも、実は錯覚のこともあります)にとらわれてしまい、気づいたら一日中一つの場所にいた、ということも起こりがち。
ついつい、やるべきこと(錯覚かもしれませんが)が溜まっていたとしても、一旦手をとめて、あえて外に出ることで、思わぬアイデアが生まれたり、新しい視点が得られます。
また、外に出ると、おひさまの光に当たりますよね。おひさまの光には、ビタミンDの生成、睡眠の質の向上、ストレス軽減、免疫力向上など、様々な健康面でメリットがあります。また、心の状態にも良い影響があり、セロトニンという幸福ホルモンを増やし、気持ちを明るくする効果も期待できます。
外に出て場所を変えることで、自分が普段見ている視点とは違う発見があったり、新しい人との出会いがあったりと、自分の枠を広げていくことができるのです。
煮詰まったら外に出る、でもいいんですが、普段から、煮詰まる前に外に出る習慣をつけておくと、直感力も上がり、感覚が鍛えられてアイデアが湧きやすくなりますよ。
5. 自由な時間こそ、自分でルールをつくる
時間が自由だからこそ、自分でルーティンを整える力が大事。
ここだけは、私は会社員マインドを少し応用してもいいかなと思っています。
会社員のときは、期限があるものがとても多いですよね。そして、期限を設けると、仕事が進みませんでしたか?さらに、自分ひとりの仕事ではなく、チームワークや上司に提出するような仕事になると、さらにしっかりやろうとコミットが上がりませんでしたか?
私はこのマインドを今も活用して、仕事には期限をつけたり、人に宣言したりなど、自分ひとりでマイペースにやるときよりも、負荷をかけています。そうすることで、不思議と仕事がどんどん進むんですね。
具体的には、例えば新たな講座をリリースしたいと思った時、◯月◯日までに、デザイナーさんにその講座募集用のLP(ランディングページ)のデザインを作ってもらう、そのためには、〇月◯日までに、デザイナーさんに原案を提出する。さらに、メルマガの読者さんに、◯月◯日に、新講座をリリースします、ということを告知する。さらに私は、コミットするために、自分の中での約束だけだと弱すぎるので、まだLPの原案が全くできてないときでも、LPのデザイナーさんに、「◯月◯日までに、〇〇の講座のLPの原案を提出したいと思いますので、よろしくお願いします」と先に伝えておく、ということをしたりします。
そうしないと、自分に理由をつけて、伸ばし伸ばしになってしまうこともありますから。だから、期限をつけた時は、自分で期限をつけるだけでなく、その期限を誰かに話す、できるだけ、「この人に話したらもう戻れないぞ」というくらいの人の話すといいでしょう。
私の場合はそれが、メルマガの読者さんや受講生さんです。もうそこで言ってしまえば、あとには引けないですからね。
その他の普段の自由時間にも、私はある程度、自分の中でルーティンを決めています。
朝と夜に一日マックス3セッションまでセッションを入れているのですが、残りの時間でクライアントサポート(質問の返信や添削)と発信をしています。すべて一人でやるのは大変なものは、アシスタントや外部の専門家を雇って、自分が自分の得意なことに集中できるようにしています。
もちろん、自分を癒やす時間、大切な家族と過ごす時間も日々の時間の中に必ず入れて。
あなたにとって大切な時間は絶対外さずに、一日の時間の中でうまく活用して、一人でできない時は他の人も巻き込んでコミットしながら、習慣、集中タイム、リラックスタイムを意識的にデザインしていきましょう。
起業家は時間を自由に使えるからこそ、自分で管理することも大事ですね。
6. 自分のビジネスの可能性を、日常から拾う
日常の中にヒントはたくさんあります。
「これってお客様にも役立つかも?」そんな視点で物事を見てみましょう。
私は今、ホリスティック栄養学の考えを元に、セルフコーチング、コーチング、栄養指導、ビジネスのサポートをしています。ホリスティック栄養学は、食べ物の栄養学だけでなく、健康や幸せを取り巻くあらゆる背景(食、環境、人間関係、精神的なこと、ストレス、運動、睡眠、創造性、などなど)を包括的に考慮した心と体の栄養学です。
ホリスティック栄養学は、日常すべてのことがすべて繋がっているので、私はもう、今は、日常すべてが仕事に繋がる仕事をさせていただいています。
だから私にとっては、今の生活の一瞬一瞬が、仕事にも繋がるヒントが隠されていると思っています。プライベートと仕事の境界の感覚はあまりないですね。とはいえ、仕事の時間、プライベートの時間、という時間の境界はある程度ありますが、それでも、日々考えていることは、仕事にもプライベートにも両方繋がることになっています。
こういうと、私の感覚的な話になってしまうために、これをお読みの方には伝わりにくいと思いますので、自分のビジネスの可能性を日常から拾うって具体的にどんなことかをお伝えします。
分かりやすい例でいうと、あなたの周りに、ダイエットしたいと言ってても、なかなか続けられない、という人がいたとしますね。そしたらもうそんな人がいる、という事自体が、あなたにとってもビジネスチャンスに繋がっていくんです。しかもこのビジネスチャンスはあなただけの得、ではなく、その方の未来を変える一生物のきっかけになる可能性もあるんです。
また、毎日あなたが食事に気をつけている、としましょう。もしそうであれば、あなたの食事内容を発信していくことで、あなたに興味を持ってくれる方が増えるかもしれません。普段していることでも、ちょっとの時間で周りの人を変えるきっかけになることって意外とあなたはすでにたくさんやっていることなのかもしれません。
そんな目で見てみると、近くにいっぱいビジネスチャンスは転がっているかもしれません。
7. 失敗=ダメではなく、失敗=学びの宝庫
失敗からしか学べないことがあります。“うまくいかなかった”は、必ず“うまくいくための材料”になります。
そして、ちょっと厳しいことにも安心できることにもつながる一言をお伝えしましょう。
「あなたのことはあなたが思うほど、誰もそんなに気にしてません」
こう思うと、ちょっとがっかり、と思う人もいれば、なーんだ、そんなんなら、何でもできそうだ、と思う人もいるでしょう。
本当にその通りで、まあ最初は、誰も見てないということがさみしいと思うかもしれませんが、だからこそそんな誰も見てない時にいっぱい試してあえて失敗できるいいチャンスでもあるんです。
失敗したら、その後は同じ失敗を繰り返さなくなります。
最初からお客様とぽんっと契約できる人の方が少ないんじゃないでしょうか?それならむしろ、「失敗するのが当たり前」くらいの気持ちで踏み出すと、踏み出しやすくなりませんか?
そもそも、本当の失敗ってないんじゃないかなと思います。なぜなら、失敗から本当に学べることの方が大きいですから。
私は発信することも、見込みのお客様に声をかけることも最初はとても勇気が要りました。でも、実際にやってみると、やればやるほど、全く怖くなくなります。失敗もおそれなくなってきます。むしろ失敗したら学ぶことが多いと思うと、逆に失敗してもいいからやってみよう、と思えませんか?
そして、あなたが失敗したとしても、誰もそんなに気にする人いませんから。。。
8. 生きたお金の使い方を意識する
起業家としての第一歩は、「お金の使い方」を見直すことから始まります。
たとえば、Zoomの有料プランやメルマガ配信サービス、Canva Pro、学びへの自己投資。
一見「まだ売上がないのに…」と躊躇するかもしれませんが、
これらにしっかりお金を使うことはあなたの信頼性を高め、時間を生み出し、未来の収益を育てる“土壌”になります。
もしあなたがZoomの無料プランを使っていて、見込みのお客様とZoomで体験セッションを行っている時に、無料プランのために途中で時間切れになった、ということが発生したらどうしますか?
これからお客様になるかもしれない人に、「すみません、Zoom無料プランで、もう一度入り直していいですか?」と聞きますか?
もちろん、聞いてもいいんですが、おそらくその時点でお客様は、あなたのことを、プロではないと見破ってしまいます。大げさな話かもしれませんが、それが理由で、この方には経験がなさそう(お客様がまだいなさそう)だから、契約はやめておこう、となるかもしれません。これは、一番最初にお伝えした、プロ意識を持とう、というところにもつながっていますね。
むしろ、お金を支払うからこそ、たくさん活用しようという気にもなるもの。だから逆に先に投資をして、コミットすることでより多くの人とセッションしようという意識がぐんと上がります。
また、メルマガ配信サービスや、Canva Proなども、無料プランと有料プランとでは、明らかに使える範囲が変わってきますよね。自分の時間を有効に使いながら、お客様にとっても良いサービスを提供していくことを考えたら、必要なサービスには、お金を払って生きたお金の使い方をする方が、ぐんと前に進んでいくことができます。
また、ビジネスは常に変化していくもの。学びの投資も大切。もちろん、学んで終わり、ではなく活用していくことを前提として、学んで実践、をすることが大事になってきます。
お金は減るものではなく、「循環させることで価値が増えるもの」。
支出=コストではなく、「投資」として捉える視点に切り替えることで、
“起業家としての意識”が自然と高まります。
9. お客様の声は最高のヒント
起業家にとって、最も価値のあるリサーチ方法は「直接お客様や見込みのお客様に聞くこと」です。
「どんなことで悩んでいるのか?」「理想の状態は?」「なぜ他のサービスでは満足できなかったのか?」
実際にお客様から聞いた一言が、あなたのサービスの大きなヒントになります。
提供したサービスに対してのフィードバックは、あなたのブランドを育てる“生きたデータ”。
あなたの中で思い込んでいる完璧な商品を目指す前に、「話を聞く→形にする→改善する」この循環を回すことが、お客様の信頼を得ていく近道です。
最近は、インスタのストーリーの中のアンケート機能などを使って、見込みのお客様の声を得るということもできますが、実はこの文字上だけでは、まだまだお客様の声としては不十分です。なぜなら、本当に深いお悩みやゴールまではSNSやメッセージ上では、聞き込みが浅くなるからです。お客様としっかりと対面またはZoomでお顔を見ながら会話をして聞き込みをしていくことで深いお悩みやゴールも聴き込んでいくことが可能になります。
私は今でも、お客様の生の声を大事にしていて、受講すると決めてお問い合わせをされた方にも、必ずご契約の前にZoomでお話をするようにしています。このワンステップを踏むことで、一人一人のお客様にしっかり合うプログラムの内容の改善へのきっかけを作ることができるからです。
また、私は受講中でも、途中アンケートをとることを欠かせません。この場合は文字でのアンケートになることもありますが、その中でお客様の中で疑問が湧いている場合などは、会話を通してさらに深ぼっていくこともあります。
また、実際に有料でご契約をされた方のお客様の声は、今後の新たなお客様にとっても信頼度アップにも繋がっていきます。
お客様の声は、現在のお客様にとっても、未来のお客様にとっても、自分にとっても、最高のヒントになる大切なものです。
10. インプットで終わらせず、アウトプットを最優先
起業を目指す方が陥りがちなのが、“学び疲れ”。
「もっと知識をつけないと…」と情報を集めすぎて、
行動に移すタイミングを逃してしまうことがあります。
でも、本当の意味で理解が深まるのは、やってみたときです。
読んだことや学んだ内容を、自分で実践してみる。
自分で実践してみたことを自分の言葉でまとめ直し、ブログやSNSで発信していく。
さらにその内容を、実際にお客様のサポートに活用していく。
インプットよりも、アウトプットこそが「実力」に変わる時間です。
アメリカ国立訓練研究所が出している、学習の平均保持率を示すラーニングプラミッドというものがあります。学習の保持率は、ただ受動的に見るだけ、読むだけ、聞くだけなどのインプットするだけの学習方法より、能動的に対話をするディスカッションや実体験、学んだことを人に教えるなどのアウトプットをすることで大幅に効果が上がるということが分かっています。
皆さんにもご経験があるのではないでしょうか?講座に参加するだけ、読書をするだけ、動画を見るだけなどインプットだけだと学んだ内容はすぐに忘れますよね。
でも、その後、自分で実際にやってみたり、人に教えるつもりで自分で資料を作って人に話したりすると、とても記憶に残りませんか?そしてさらにいいことには、自分がやって楽しめたことはもっとやってみたくなる、ということも起こったりしますよね。そこでどんどん学習の保持率は上がっていきます。

起業家は“勉強家”よりも“実践者”であることが大切。
学んだら、まずはやってみる。それが最大の学びになります。
11. 自分ひとりで全部やろうとしない
起業初期はなんでも自分でやろうとしてしまうもの。もちろん、起業初期はある程度、一通りは自分でやってみるということも大事だと思います。人に任せる時に、その方が、伝えやすいということもありますから。でも、あなたがやらなくてもいいことまでずっと時間をかけて一人でやっていると、あなたの成長や自由を妨げてしまうこともあります。
「得意なことに集中して、苦手なことは人に任せる」
これは起業家としての「時間の使い方」の選択でもあります。
起業1年目、私はほとんどのことを全部一人でやってました。例えば、動画編集や動画からブログへの文字起こしなども。動画編集とかって、めちゃくちゃ時間がかかるんですよね。動画編集のプロを目指すのなら、そこに時間をかけていいですが、そうではない。だったら、そういうものは、プロに任せた方が、出来上がりもいいし、自分はもっと他のことに集中することができます。
また、自分が得意なことであっても、人に任せることで人を育てられ、さらに自分の仕事も効率よく回していけるということもあります。私は今は、卒業生の方に、認定サポートコーチとして、現受講生の個別セッションのサポートも一部お願いしています。私は個別セッションは得意で大好きな分野ではあるのですが、だからこそ、他の人にもそのスキルを磨いていく機会を作りたい、そう思って、認定サポートコーチを他の人にまかせています。そうしたら、私にはない枠を認定サポートコーチの方が広げてくださるので、受講生のサポートもさらに強化されています。私の枠も、認定サポートコーチの枠も、受講生の枠も広がり、本当にありがたいことです。
全部を自分でやる必要はありません。
今は、AIを活用することで、あなたの時間を大幅に有効利用することもできますよね。
もちろん、人に任せるのは不安かもしれません。
でも、「失敗されるかも…」という不安よりも、
「それで一緒に成長できるかも」という可能性に目を向けてみてください。
あなたが信じて任せることで、“チーム”が生まれ、未来が加速していきます。
苦手なこと・時間のかかることは、得意な人に任せる勇気を。
また、得意なことでも、人にまかせてみることで、よりあなたの枠を広げられるきっかけにもなります。
「任せる=失敗が怖い」ではなく、「任せる=チームで未来をつくる」という視点にシフトしていきましょう。
12. 「時給」で考えるのではなく、「価値」で考える
会社員の時は「1時間=いくら」、もしくは固定給でいくら、というようなある程度「時間」で決まった金額で働くのが当たり前だったかもしれません。固定給の人でも、残業代の考えは、時間による考えですもんね。
でも、起業家は「あなたが提供できる価値」そのものに対して対価をいただきます。
あなたの知識・経験・人生・感性すべてが商品になります。
1時間で人生が変わるきっかけを与えられるなら、その1時間の価値は、ただの時給では測れないはず。
大切なのは、「この商品はいくらにすべきか?」というだけではなく、
「私の価値をどう伝え、誰をどんな未来に導けるか?」を考えること。
自分の価値を信じて、価格に自信を持って提示していきましょう。
時間を売るのではなく、価値を創る。
自分が提供する変化・感動・希望に、自信を持って価格をつけていきましょう。
だから、1セッションいくら、というような時間の単価的な考えではなく、そのサービスすべてにおける価値をつけることができるのです。
また、逆をいうと、そのような価値のあるサービスを作るまでには、収入が一切入らない、という時期もあるかもしれません。
例えば、一つの講座のプログラムを考えている間というのは、いくら作業をしても、まだ売れてない時は一切お金は入らないですよね。
たとえ、一定期間、収入が入らない時期があったとしても、その後に収入が入るような価値を見いだせていれば、収入が入らない時期も辛くはなくなるはずです。ただし、もちろんこの時期が長すぎるとやってることがズレているということもあります。だから、プログラム考えたり、作ったりしている間でも、それは売れるものになっているか?のお客様への聞き込みは必須ですし、実際に、そこに長く時間をかけすぎるのではなく、完璧ではなくても世の中に早く出していき、そこから改善を重ねていく、ということも必要になってきます。
私も、新しいプログラムを作る時、作っている間自体には、お金が入らない時もあります。だからこそ、その期間をできるだけ短くするため、自分がしっかりコミットして価値を上げて世に出し、お客様を早くサポートすることを進めていくために、先に告知をしたり、聞き込みをしたりしています。
自分だけの脳内でこれはいい!と思っていたとしても、実際に売れるものでなければ、ビジネスとしても成り立たないですし、そこで成り立たないということは、救える人も救えないということにもなってしまいますから。自分にとっての価値だけでなく、しっかりと、お客様にとって価値があるか?ということを考える必要がありますね。
まとめ
全部を完璧に実践できていなくても大丈夫。
大切なのは、どれか1つでも今日から「意識を変える」こと。
そして、起業は「自分の人生を生きる選択」でもあります。
あなたが“プロとしての在り方”を選んだ瞬間から、すべては動き出します。
管理栄養士、ヘルスコーチ、ウェルネス分野で起業する人にとって、このマインドは本当に大事です。このマインドが、お客様の未来も大きく変えていきます。
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