管理栄養士・ヘルスコーチのための発信術|EEATで“伝わる専門性”と信頼を育てる方法

本日の内容はこちらの動画でも解説しています。

はじめに:管理栄養士・ヘルスコーチの「信頼される発信」とは?

最近は、管理栄養士、ヘルスコーチ、その他各種コーチング業、料理教室、フィットネス(ヨガ・エクササイズ、その他ダイエット系など)などのウェルネス分野で起業している方、フリーランスで管理栄養士として活動している方など、会社に勤めずに個人で活動している人が増えてきていますよね。

その中で、SNSやブログ、YouTubeなどを活用して発信することは当たり前の時代になっています。

ウェルネス分野で活動している人が増えているからこそ、その中で、発信しても埋もれてしまう、とか、コツコツ発信しているのになぜかお客様が入ってこない、発信が無駄になってないかな?そんなふうに感じてしまう人もいるかもしれません。

それは、ちょっとの工夫で、大きく改善され、効果的な発信に変わっていきます。

そんなときに知っておきたいのが、Googleも推奨している「EEAT」という考え方。

Googleも推奨している評価基準「EEAT(経験・専門性・権威性・信頼性)とは?

実はこれ、Googleがウェブサイトやブログなどの信頼度を評価するために使っている大事な基準なんです。

EEATとは、Experience(経験)・Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取ったもので、検索エンジンだけでなく、読者やお客様から「信頼される存在」になるためのヒントになります。

もともとは「E-A-T(専門性・権威性・信頼性)」の3つだったのですが、2022年に新しく「Experience(実体験)」が加わって、「E-E-A-T」として進化しました。

つまり、「この人が語っていることには、ちゃんと裏付けがあるかな?」「実際に体験してるの?」「専門的な知識を持っている?」「他の人からの信頼もある?」というポイントを総合的に見て、情報の質を判断している、ということなんです。

これは、Googleの検索順位を決める評価軸としても使われていますが、それだけじゃなくて、ブログやSNSを読む“人”の心にもちゃんと響く要素になります。

特に私たちのように、健康や幸せを広げるサポートをしているウェルネス分野で活動している人にとっては、「この人は実際にその分野で経験をしている」「この人から学びたい」「この人なら信じられる」と思ってもらえるかどうかはとっても大切ですよね。

AIが発達している今だからこそ、”実体験”を含めた“人のリアルさ”が信頼になる

今はAIがどんどん進化して、情報の発信も、画像や文章の作成も、誰でも簡単にできるようになってきましたよね。

とっても便利で、私自身も活用してはいますが、一方で、実体験やお客様のリアルの声などの実績がない人でも、簡単に文章を作れるために、そういう人の情報も、「なんとなく信頼できそう」と勘違いされてしまうこともあります。

だからこそ、これからは“誰がどんな経験をもとに伝えているか”が、これまで以上に大切になってきます。

EEATの中でも「Experience(実体験)」や「Trustworthiness(信頼性)」が注目されているのは、まさにこの理由から。

AIが書いた文章と、人が体験をもとに書いた文章。
実際の体験がしっかり入った発信には、受け取る人には、ちゃんと違いが伝わります。

だからこそ、

  • あなたの実体験のストーリー
  • あなたの声
  • あなたの想い
  • あなたのお客様の声

これを、あなたの言葉で発信していくことが、AI時代の“信頼される人”になるカギなんです。

栄養学やヘルスコーチング、フィットネスなどのウェルネスの分野って、特に“人”が伝える価値が大きい世界ですよね。
だからこそ、「この人なら信じられる」と思ってもらえるような発信を、EEATの視点で育てていきましょう。

それでは、ここから、実際のEEATについて、細かくお伝えします。

E:Experience(体験)を伝えることで共感を得る

ウェルネス分野って、知識も大事だけど「体験」こそが一番の信頼ポイントだったりしますよね。

たとえば、

  • 自分やお客様が体調を整えるために取り入れてよかった食習慣(もちろんこれは人によって違うので、バイオ個性も考慮する必要はあります)
  • 実際に自分が健康・幸せで過ごすために日々役立っている習慣
  • ヨガやフィットネス系の方なら、実際に自分が体を動かしている様子を見せること(写真・動画)
  • 料理教室講師なら、実際に料理の実践をしている様子をみせること(写真・動画)
  • 家族との関係が改善したちょっとした工夫
  • お客様や受講生さんから届いた変化の声

こういうリアルなストーリーって、読んでる人の心にスッと入ってくるんです。
「なんだか私もやってみたくなった」「その場にいるみたいな感覚になる」って感じてもらえる、それがExperience(体験)の力。

E:Expertise(専門性)をわかりやすく伝える

資格や知識は、もちろん大事な専門性。

でも、「資格があるから専門性は伝わっているはず」と思っていませんか?
実は、管理栄養士ホリスティックヘルスコーチという肩書きだけでは、十分に伝わらないのです。

専門性を伝えるには:

  • 一般の人にも伝わる言葉で説明する
  • 専門用語を例え話やイラストでやさしく解説する
  • 自分の体験およびそれに準じた裏付けを入れて解説する
  • 一貫したテーマでの発信(例:私の場合であれば、ホリスティック栄養学、に繋げて伝えています)

だからこそ、「こんなことをしたらこうなった」という体験には、その裏付けとなる専門的な知識を加えることで、さらに信頼性が増します。

資格も知識もあるのに、「なんだか伝わっていない気がする」
そんな風に感じる方は、“専門性を持っていること”と“専門性が伝わること”は別物ということを覚えておくといいですね。

特に今は、AIがどんどん発達して、ある程度の知識なら誰でも調べたり、文章にしたりできる時代。ChatGPTとかでも、「小学生でも分かる言葉にして」と伝えたら、難しい専門的なことでもとても分かりやすくしてくれますもんね。

だからこそ大事なのが、

「その専門知識を、どんな経験や背景をもとに語っているか」
「本当に信じられる人からの情報かどうか」
「専門知識を分かりやすく伝えられているか?」

というところが、「専門性」で大事な部分です。

「○○の栄養素が〇〇にいい」というような伝え方ももちろん、裏付けなどを元にした伝え方によっては専門性が伝わるかもしれませんが、
 →「○○の栄養素は、こんな方のサポートに役立った経験があります。その背景には、、、」と、具体的な経験+裏付けも加えた専門性で伝える

「〇〇を避けましょう」という限定的な言い方でなく
 →「その方の体質や生活、状況にあった、無理のない代替方法も一緒に考える」といった、バイオ個性も考慮した個別性と信頼性のある発信

こうした発信は、AIには出せない「人だからこその価値と専門性」になります。

特に、私が伝えているホリスティック栄養学の世界は、その人の全体を包括的(ホリスティック)に見てサポートすることがベースです。


だからこそ、「自分がどんな体験をして、どんな視点で伝えているのか」を発信にしっかり込めていくと、専門性がはっきりと伝わり“信頼”に変わっていくのです。

また、専門的な知識は、専門用語を難しい言葉のまま伝えても、受け取る側にはピンとこなかったり、つまらない、難しすぎる、、、と素通りされてしまうこともあります。

大事なのは、“専門性も分かりやすく、噛み砕いて伝える力”。私が意識しているのは、例えば、栄養学の話でいうと、栄養学のことを全く知らない人でも分かるような伝え方です。

たとえば:

✖️専門用語だけ➡️ ✔️やさしく伝えると…
血糖値を安定させる食事「お腹がすきすぎてイライラしにくくなる食べ方」「食後に眠くならない食べ方」
鉄欠乏性貧血「夕方になるとフラフラしやすい・集中力が落ちる人に多い状態」
腸内環境を整える「お腹のハリや便秘がやわらいで、心もスッキリする体の土台づくり」
ビタミンB群の代謝「食べたものをしっかり使えるエネルギーに変えてくれるサポートをしてくれる」

※これはあくまで一例なので、対象の読者や伝える記事の内容や媒体などによっても表現はもちろん変わってOKです◎

相手の目線に立った表現を意識するだけで、管理栄養士さんやホリスティックヘルスコーチその他ウェルネス分野の専門家としての信頼度がぐんと上がります。

A:Authoritativeness(権威性)は“自分以外の声”で築く

「この人は信頼できる」と感じてもらうには、第三者からの評価がとても効果的です。

自分だけが体験して、自分だけが専門性を持っていたとしても、お客様がゼロであったり、例えばお客様がいたとしても、そのお客様は何も変化がない、というようなものは信頼されず、権威性もゼロになります。

今、ひとまずSNSで発信を始めて、フォロワーを増やしていく、そうすれば権威性を作れる、と思ってる人もいるかもしれませんが、それは、確かに「SNS」上での権威性は作れるかもしれませんが、それが必ずしも実際のお客様のサポートに繋がっているか?というところは問われる部分ではあります。

実際の権威性は、本当に、自分の体験やサポートが、他の人の役にたっているのか?ということ。それは単なるフォロワーの数や、YouTube登録者数だけでは、「見かけ」だけの「嘘」の軸がズレた権威性になってしまう可能性もあります。

特に、これからウェルネス分野で活動を始める方にとって、特に最初から築きやすいものは、お客様や受講生からの声、成果ですね。これは、一人目のお客様から必ずやっておくべきことです。サポート途中のお客様の変化など、お客様に許可をいただいて発信していくことや、サポート終了後にお客様のインタビューをいただくことなど、取り組みやすく、かつ権威性に繋がる部分も最初から大事にしていきましょう。

権威性は“自慢”ではなく“信頼”の土台として使っていくことです。

T:Trustworthiness(信頼性)を高める4つの要素

人が「この人、信頼できる」と感じるときって、どんなときでしょう?

たとえば、次のような要素が揃ったとき、はじめて「信じてみようかな」と感じてもらえますよね。

✅ 信頼性を高める4つの要素

  1. ストーリー(想いや背景)
     – なぜこの仕事をしているのか?
     – 自分や家族にどんな変化があったのか?
     – クライアントに対してどんな想いで取り組んでいるのか?
  2. 一貫性(発信・行動・コンセプト)
     – SNS・ブログ・プロフィール・講座の内容にズレがないか?
     – 言っていることとやっていることが一致しているか?
     – 「この人らしさ」がブレていないか?
  3. 第三者からの声や評価
     – お客様の感想、体験談、推薦の声(講座風景スクショ・動画インタビュー・メッセージ形式など)
     – 受講生の成果報告(変化のBefore/After)
     – 他の専門家やコラボ先からの信頼など
  4. 透明性(顔・実績・講座内容・プロフィールなど)
     – 発信者の顔が見える、実名で活動している
     – 実績や資格が明記されている
     – ホームページやランディングページなどで講座内容やサービスを明確にしている
     – 質問や不安への答えをしっかり共有している

このように、「ただストーリーを語る」だけでなく、「それを裏付ける行動・発信・周囲の声」があることで、“この人にお願いしたい”という信頼が自然と生まれるんです。

あなたが「選ばれる」ために必要なのは、“信じてもらえる発信”

信頼性というのは、プロフィールや資格だけで決まるものではありません。
むしろ、「この人、本当にクライアントのことを考えてるんだな」という心が、行動や発信の中ににじみ出ているかどうか。

だからこそ、EEATの「T=Trustworthiness(信頼性)」を伝えるためには、その前にあるEEA(経験、専門性、権威性)全てが含まれているからこそ、信頼性に繋がるんですね。

今日からできる!EEATを意識した発信3ステップ

ステップ1:実体験を専門知識に加えて発信する

ただの専門知識や理論だけではなく、「実際にこんなことがあった」「こう感じた」という体験は、読む人の心にスッと入ってきます。

たとえば:

  • 自分のPMSがどう変わったかを、専門的な見解も入れながら月経周期ごとの心と体の変化としてシェア
  • 子どものアトピーが、どう改善されたかを食事の写真や実際の写真も含めて紹介
  • クライアントが抱えていた悩みと、食事・生活習慣の工夫でどう変化したかをクライアントとのインタビューを交えて伝える

ポイントは、「BeforeとAfter」「どんな風に感じたか」「何を実践したか」をセットで書くこと。実際の写真や動画があればなお信頼度がアップします。
経験は、あなたにしか話せない“あなただけの専門性”です。

ステップ2:専門性をやさしく伝える|相手の世界に届ける工夫を

専門知識は、難しい言葉のままだとスルーされがち。
だからこそ、やさしい言葉に変えて“伝わる専門性”にすることがカギになります。

大切なのは「誰に向けて発信するか」を意識すること。例えば栄養学について伝えたい時に、その対象者が、栄養学の専門知識を持っていない人なら、専門用語を使わないでも、分かりやすく伝わる言葉に変えていくこと。

発信は、読み人、見る人の側になって、その人でも分かるように噛み砕いて届ける気持ちで書くと伝わり方が変わります。

ステップ3:信頼につながる要素を、自然に発信にのせ

これまでご紹介したように、

  • あなた自身のストーリー
  • 一貫した発信やメッセージ
  • クライアントの声や変化
  • 顔やプロフィール、活動内容の透明性

こういった要素が少しずつ積み重なることで、「この人、ちゃんとしてそう」「信じてみたいな」と感じてもらえるようになります。

なのでこの4つは、常に意識しながら、発信に含めていきましょう。

EEATを発信に活用して成果を上げている幸せパフォーマンスコーチ養成講座の受講生の例

ホリスティック栄養学の考えを元に、あなた自身と大切な方の健康・幸せを広げるセルフコーチング、コーチング、ビジネスも学べる幸せパフォーマンスコーチ養成講座でも、EEATを意識した発信技術をお伝えしています。AIとも共創しながら、あなたらしさも出していき、お客様に選ばれる人になります。

実際に、受講生さんの中で、EEATを意識した発信技術を活用して、ご自身の実際のご経験から、ご自身の体にとても合っていたある特定の食材を使った料理教室をされている料理教室講師のN.Fさん、また、ご自身のヨガ実績や、ヨガ起業で培ったステップなどを元に発信し、現在はヨガ講師を養成されている川畑舞夕さん、舞夕さんは、ホリスティック栄養学の専門知識も活かして、現在は食事とヨガ、両方をサポートされています。

これらの受講生さんのインタビューはこちらからも確認できます。

まとめ:信頼されるから、選ばれる

管理栄養士、ヘルスコーチ、その他、健康・幸せを広げるウェルネス分野の専門家は、商品やサービスそのものも大事ですが、「誰から受けるか」が選ばれる基準になります。

だからこそ、あなた自身の経験・専門性・想いを発信して、「この人から学びたい」と思ってもらえることがとても大切です。

Googleからも、お客様からも信頼されるEEATを意識して、あなたの信頼を築く発信、今日からはじめましょう。

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ホリスティック栄養学に関しては、こちらの記事と動画も参考にしてください。