ニューヨークの学校で和食育プロジェクト(第二回目)

2018年2月2日金曜日、ニューヨークのクイーンズ区にあるLittle Friends School ElmhurstというデイケアのアフタースクールプログラムでWa-shokuikuプロジェクトのインストラクターとして、子供たちに食育を提供させていただきました。

Wa-shokuikuプロジェクトとは、NPO団体のTable for Two が始めた取り組みで、日本の文化や和食をアメリカの子供たちに伝えていくという、とてもユニークな食育プロジェクトです。

この学校でのプロジェクトは全部で7回。この日は2回目のセッションでした。

Table for Twoは、飢餓や栄養失調で苦しむ発展途上国の子供達への給食の提供と、肥満などの生活習慣病が多い先進国の人たちへ健康的な食事を提供する活動を行なっています。

私のサービスの売り上げの一部もTable for Twoへ寄付させていただいており、寄付金は発展途上国の子供達の給食費にあてられています。

私は去年、マンハッタンのCommunity Health Academy of the Heightsという学校でもこのWa-shokuikuプロジェクトのボランティアをさせていただきました。

過去のプロジェクトの様子はこちらから。

2017年5月31日  マンハッタンのCommunity Health Academy of the Heights

2017年6月7日 マンハッタンのCommunity Health Academy of the Heights

2018年1月19日  クイーンズのLittle Friends School Elmhurst

Little Friends School Elmhurstでの第二回目のテーマは、「海藻」。

海苔、わかめや昆布などの日本食でよく使われる海藻をメニューに取り入れ、ツナときゅうりの海苔巻き、わかめとプチトマトの酢の物、昆布としいたけと鰹節の出汁を作りました。

子供達は5歳から10歳までの15名ほど。海藻自体食べるのが初めてという子供たちも多かったです。

出汁はあえて味付けをせずに、大根と人参をクッキーカッターで子供達に型抜きしてもらってスープの具として入れ、ネギとレモンの皮を少し入れて食べてもらいました。出汁の味だけでどんな反応をするかと気になりましたが、たくさんの子供達が「いいアロマ!」と言ってくれて、香りを楽しみ、美味しく食べてくれました。

わかめとプチトマトの酢の物も、酸っぱいの大丈夫かなと思っていましたが、思ったより残食も少なく、驚きました。

今日は子供達が食べる前に、もったいないばあさんの本を読んで日本人のもったいない精神の文化も教え、食べ物を無駄にしないように食べましょうという話をしていたので、子供達は意識してくれたのかもしれません。

今回ボランティアで参加してくださった方々、プログラムの資料作成や備品などの準備をしてくださったTable for Twoの皆さん、その他たくさんのご協力者の方々にとても感謝しています。

第3回目のプロジェクトも近々アップします。

いつもみなさんの健康と幸せを応援しています。