食育で円周率はなぜ3.14なのかも分かる!食育は家庭から。NY在住管理栄養士・ヘルスコーチが教えるユニークな食育。

小さい頃からの食育は、子供たちにとってとても大切です。

日本では、平成17年に食育基本法、翌年には食育基本推進計画が制定されて学校でも積極的に食育が進んでいるようですが、実際は学校では主に算数や理科、社会や国語などといった教科の方に多くの時間が費やされています。

子供達のために、栄養のことを学べる特別な学校があるわけではありませんが、子供たちは親や家族、学校などで無意識のうちに”食育”を受け、習慣化され、それは子供達の人生における健康を左右するほどのものになっています。

別に子供達を机に座らせ、栄養科学について話す必要はありません。

むしろ、そんなことはしないでください。

子供たちにとってはつまらなくて、逆効果です。

しかし、料理を一緒にしたり、食事の材料の買い出しに行ったり、ゲーム感覚でできる食育を子供と楽しく一緒にしてあげることはできます。

今回は、私が実際にやったことのあるアクティビティや、ゲーム感覚でできる食育についていくつかまとめてみました。

1.色んな種類の野菜を食べる。

オリジナルのカレンダーを作って、子供達が野菜を食べるごとにシールを貼るか、スマイリーフェイスを描きます。子供達はシールをご褒美にもらうのが大好きなので、きっと野菜も喜んで食べますよ。

2.ファーマーズマーケットに月に一度一緒に行き、季節の野菜や果物を探す。

写真を撮って、その材料を使ったオリジナルの簡単レシピなどを入れたカレンダーを作ってみるのもいいですよ。

3.一緒に料理をする。

小さな子供でも、ママの料理のお手伝いはできます。包丁は使えないかもしれませんが、玉ねぎの皮をむいたり、ゆで卵の殻をむいたり、材料の重さを計ったり、野菜を洗ったりなどはすることができます。

私の娘は、2歳の時から料理を作るのを手伝ってくれています。

小さい子供たちはキッチンを汚します。

でも叱ったらダメですよ。

彼らは楽しんでいるんです。そして楽しんでいる時が子供達は一番、多くのことを学びます。

キッチンを綺麗にすることなんて、やっていくうちにそのうちできるようになりますよ。

4.“MyPlate Game”を活用する

このゲームは、Amazonで見つけたのですが、とても教育的なゲームで、子供達に食べ物の種類を覚えたり、USDAの認可したMyPlateという基本の食事プランに基づき、食べ物の栄養学的グループ分けができ、健康的な食事プランをゲームを通して学べます。

ルーレットを回して、止まったところの食べ物のグループを、食べ物のカードから選び、プレートに載せて行き、一番始めにプレートが完成した人が勝ち、というシンプルなゲームです。

MyPlateはすべての人に当てはまるわけではありませんが、小さい子供達が基本の食事プランを学ぶのには効果的なゲームだと思います。

私の娘もこのゲームは気に入っています。

*ただし、乳製品に関しては、あまり摂りすぎないように注意です。

乳製品に関しては、こちらの動画も参考に。

5. 野菜パイを使って円周率(π)の求め方を学ぶ。

野菜パイを使って円周率(π)の求め方を学ぶことに関しては、こちらの動画でも分かりやすく説明していますので参考にして下さい。

こちらのブログにも詳しく紹介しています。
https://misakiharada.com/pie/

1. 一枚の紙を使って、パイと同じサイズの円を一つ作り、その円に、直径を描く直線を16本ひき、全部で32個の同じサイズのパーツができるようにします。

2.円を切ります。

3.円を半分に切ります。

4.切ったら半径の線を内側から外側に向かって切り込みを入れて行きます。パーツが離れてしまわないように注意しながら、ギリギリまで切ります。

5.パーツを切っているところ。パーツが離れてしまわないように注意しながら、一つ一つのパーツをギリギリまで切ります。焦らずゆっくり。

6.すべての半径の線を切り終わったら、この円周のラインをパイの端から端まで直径のラインに沿って並べて行きます。今回はわかりやすいように紙を使いましたが、実際の野菜パイの上でする時は、爪楊枝などで抑えながら並べていくと良いです。 並べ終わったら、円周の長さがパイ3つ分の直径の長さよりも少しだけ長い(そう、それが3.14)ということに気づきますよね。


野菜パイは半分に切り、子供には
切った部分が直径(円の中心を通る円の端から端までの線)に当たるということを教えます。

そしてパイのクラストの部分(周りの部分)が円周の長さですね。一つのパイの円周の長さは、パイの直径の長さ3.14個分に相当するということがこれで説明できます。

どうでしたでしょうか?

ぜひ子供と一緒にやってみてくださいね。

いつもみなさんの健康と幸せを応援しています。

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