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今回の内容はこちらの動画でも解説しています。
「誰かの健康をサポートしたい」
「ホリスティック栄養学を伝えて、もっと幸せな人を増やしたい」
そう思ってウェルネス起業を目指している、管理栄養士さんやヘルスコーチ、その他ウェルネス分野の専門家の方へ。
まずはっきりお伝えしたいことがあります。
それは、「あなた自身が整っていること」こそが、一番のサポートになるということ。
今回は、管理栄養士、ヘルスコーチ、その他ウェルネス起業する方こそ整えるべき、ホリスティック栄養学で自分もお客様も整える方法をお伝えします。
自分が整っていないと、お客様にも“伝わらない”
私も起業初期、つい「クライアントのために」と頑張りすぎて、自分の食事や睡眠、感情のケアを後回しにしていた時期がありました。
でも、その状態でどんなに良い知識を伝えようとしても、なぜか響かない。伝わらない。契約に繋がりにくい。
もちろん、まだ経験が浅かった、ということも理由の一つではあると思いますが、それ以上に、言葉よりも私の「無理して頑張ってしまっている」エネルギーの方が伝わってしまっていたのも理由の一つだと今は思います。
ホリスティック栄養学を伝える側だからこそ、自分の心と体の健康が最優先
ホリスティック栄養学の基本は、ただの“栄養学”ではありません。
食事だけでなく、人間関係・感情・住環境・運動・睡眠・自己表現など、すべてが“栄養”であるという、包括的なウェルネスの捉え方です。
また、ホリスティック栄養学の中では、自分と向き合うことの大切さと、バイオ個性というキーワードもあり、人は一人一人違って、自分に合う栄養、考え方、生き方、暮らし方などを見つけていこうと伝えています。
だからこそ、クライアントにホリスティックな健康を伝えたいなら、
まずはあなた自身が、「自分をホリスティックに見て、自分の心と体を自分で整えることができる」必要があるんです。
心と体をホリスティックに整える食の栄養バランス、運動、環境、生活習慣
心と体を整えるには、食事だけ、運動だけ、環境だけ、生活習慣だけ、など、一つだけ変えてもうまくいきません。大事なのは、すべてをバランスよくホリスティック（包括的）に整えていくこと。逆に一つが整うことで、他も整えたくなっていく、というような相乗効果も出てくるので、全部いっぺんに明日からいきなり変えよう！と意気込まなくても、まずは自分ができそうなところから手をつけていくといいですね。
難しく考えなくても簡単に実践できる栄養バランス
食の栄養バランスを整える、と聞くと、なんだか難しいように感じる人も多いかもしれません。でも実は、基本を抑えると本当に簡単。ここでは、心と体を整える食の栄養バランスに関して、とても簡単に覚えやすく実践しやすい黄金比率をお伝えしますね。
それが、「炭水化物：タンパク質：野菜＝１：１：２」これに水と果物、良質の油が入ります。
図で表すとこんな感じです。
こちらは、農林水産省の「食事バランスガイド」、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」のほか、アメリカのUSDA（米国農務省）の食事バランスガイドである「My Plate （マイプレート）」を参考にして作成しています。
この黄金比を活用することで、人間が生きていくために必ず必要な3大栄養素、および、人間が健康でいるために必要な5大栄養素をバランスよくとることができます。
＜生きていくのに必要な3大栄養素＞
・炭水化物（糖質＋食物繊維）
・脂質
・タンパク質
これに、
・ビタミン
・ミネラル
を含めると、5大栄養素となります。
これらの栄養素は、体の中で相互に助け合って、体がうまく機能するように働いています。なので、一つでも欠けると、他の栄養素もうまく働かないということが起こってしまうんです。まさに、体の中でもホリスティックにすべてが繋がって私達の心と体を守るために働いているんですよね。
よく、「私はダイエット中だから」とか、「眠くなるから」と言って、特に炭水化物を極端に減らす方が多くいらっしゃいますが、実は、炭水化物を極端に減らすことは、体の機能を下げて、代謝も下げ、集中力も下げ、他の栄養素の働きも妨げてしまうのです。これは、他の栄養素でもそうです。油を減らすと力が出ずに肌が乾燥して、ツヤがなくなったりシワが増えたりということも起こります。
だから、すべての栄養をバランスよくとることはとても大切なのです。
食事日記をつけて、まずは「今の自分がどうなっているか」を知ることから始めるのもおすすめです。
また、図にはありませんが、「食事を楽しむこと」というも心の栄養も忘れないようにしましょう。
運動は無理なく続けられるものから楽しもう
運動は得意な人と苦手な人っていると思います。私はどちらかというと苦手な方。でも、大人になった今は、競争する必要はないので、自分が楽しめる心地良い運動を続けることでも、心と体の健康が満たされていきます。
もちろん、運動得意！という方は、何かの大会に出るようなレベルのチャレンジングなものでもOK♪そのあたりは、ホリスティック栄養学でいうところのバイオ個性にも繋がる部分ですが、自分にとって何が楽しいか？どんな運動をしてみたいか？というのを知って、無理なく続けられるところから楽しむことがオススメです。
私はニューヨークに住んでいて、街を歩く機会がとても多く、日々、1〜2時間の散歩をしています。
エレベーターでなくて階段を使う、というのもよくやっていますね。少しのことで心と体の健康、全然変わってきます。
環境を整えると、良いものが舞い込んでくる？！
環境、と一言で言っても色んな環境がありますが、例えば、住居環境、住んでいる場所や一緒に過ごす人などなど。私は環境ってとても大切だと思います。
その環境も、自分にとって気持ちがよくなる環境、生産性が上がる環境は人によって違うのでここも自分のバイオ個性をよく知っているということが前提になりますね。
私の場合、環境を整えることで良いものがどんどん舞い込んでくるということが起こります。例えば、住居環境にしても、断捨離をすると心に余裕が出たり本当に大切なものだけを買うようになっていったり。また、仕事に関しても、目指している人が多く揃うコミュニティに入ると、自分の成長速度もぐんと上がったりします。環境って健康も行動力も思考も生産性もぐんと変えていきますね。
生活習慣は、心と体の健康を整える鍵
1日でも生活習慣が乱れると私の場合は体調を崩しやすくなります。ちょっと夜ふかししてしかった翌日の気分は最悪、しかも生産性も激減。だから規則正しい生活を送ることって、本当に心と体の健康にとってとても大切です。睡眠の質や時間が乱れると、ホルモンバランスも乱れますし、さらには、気分が悪いと食事も乱れてしまう、という他のことまでも乱れることがあります。
活動に関しては、朝型の人、夜型の人、と人によって違うと思いますが、やはり自分の心と体が気持ちよく働いていけるベストな生活習慣を身に着けたいものですね。本当にこれは、心と体の健康を守る上で不可欠です。
起業家としてのエネルギーレベルをどう保つか？
ウェルネス起業では、「時間の自由」はあっても、「エネルギーの安定」がなければ継続が難しいですよね。
そのためには、食の栄養バランス、運動、環境、生活習慣を整えることは大前提。その上で、エネルギーレベルを維持するには、やはりマインドや捉え方なども大事になってきます。
誰かと比べていちいち落ち込んだりすることには無駄なエネルギーを消費してしまいますよね。
また、あれもこれもやらなければと焦って進むことも、良いエネルギーが使えなくなります。
失敗したから落ち込む、というような感情に左右されることも無駄なエネルギー。
日々、淡々と継続することと、チャレンジしていくこともあまり感情に左右されずに進んでいくこともエネルギーエベルを保つことに役立ちます。
たまに感情に左右されそうになる時、私はよく、自分をロボットに例えることがあります。ロボットになると、感情に左右されずにただ淡々とやることができるので、この考えは、感情に負けそうだなと思った時にとても活用できます。
また、淡々と継続することも、辛いなぁと思いながらするのと、当たり前だと思いながらするのとでも全然進み具合が変わってきますよね。私は淡々と継続することは、歯磨きをしている感覚くらいで継続しています。
このマインドや捉え方、日々の小さな積み重ねが、無理なく続く起業のエネルギー源になります。
自分が整っている姿こそが、最大の説得力になる
資格や知識ももちろん大切。
でも、ウェルネス起業においてもっと大事なのは、“在り方”です。
自分が整っている人は、言葉にも力があります。むしろ、言葉を発しなくても、雰囲気で伝わるものがあるといってもいいくらい。
クライアントは、「この人みたいになりたい」と直感的に感じて、集まってくるのです。
いくら資格や知識があったとしても、それを自分で実践できていなければ意味がありません。
知識は実践からくるもの。やはり自分の心と体が整っていることが、最大の説得力になります。
ただここで、勘違いしてはいけないことが一つあります。中には、自分がいくら頑張っても、生まれつき持病を持っていたり、突然、原因不明の病にかかってしまうこともあるかもしれません。じゃあそういう人は説得力がないのか？というとそうではありません。
大事なのは、病気や不調があったとしても、自分の軸をしっかり持って生きていける人こそが最大の説得力になると思います。
現に、現在活躍しているヘルスコーチの中にも、癌や持病を患いながらクライアントのサポートをされている方もいらっしゃいます。むしろ、そのような人こそ、不調がある人の想いも理解できると思いませんか？世間のスタンダードの完璧より、自分らしくパッションを持って自分の心と体を整えていける人は本当に最強です。
まとめ：整える順番は「お客様」より、まず「自分」
管理栄養士、ヘルスコーチとして、ウェルネス起業をしたいなら、まずは自分の心と体を整えることから始めてください。
ついつい、自己犠牲になって、お客様が優先！で無理をしてしまうこともあるかもしれません。でもそんな時に、自分をまずは大切にすることがお客様のサポートにも繋がること、改めて思い出してみてくださいね。
ホリスティック栄養学の知識を、自分自身の生活に落とし込むこと。
それができれば、お客様も自然と整い、結果が出るサポートができるようになります。
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